八日目の蝉

本日2本目。


原作を借りて読んだ手前、
なにかこう、見ておくべきか的強迫観念に駆られて、ついつい。
ちなみに、こちらは神戸国際松竹。


閑話休題
内容は、同名小説原作で、
情愛のもつれで、愛人の子を誘拐して逃げた女と、
その誘拐され、普通の家庭を知らずに育つことになった娘の話。


基本的にはほぼ原作踏襲。


ただ、筆者は原作を読んでいたので、自動脳内補完があり、あまりきになりませんでしたが、
未読で行くと、少し繋がりがわかりにくい内容だったかもしれません。


また、若干原作と異なっているラストシーンは、
賛否両論だろうなと思いましたが、
個人的には、原作の終わり方が少し微妙だったので、
これはこれでアリだと思いました。


という中で、
内容が(既読の筆者に)良く感じられたのは、
原作の力だけではなく、
むしろ脚本家や監督の方の力なのかもしれない、とも。


が、それよりなにより、
井上真央永作博美、子役の子、そして小池栄子が皆一様に好演。
これが一番良かったとも言えます。


ちなみに、永作が歌うシーンがありますが、
あれを見て、そういえば、永作はribbonだったと思ってしまった筆者…(遠い目)。