悲夢 (http://www.hi-mu.jp/)

今日は映画を見ない予定だったのですが、
「恋極星」や「罪とか罰とか」の前売券を買いに、
なんとなくシネ・リーブル神戸に行ってみたところ、


毎月15日はサービスデーで1,000円均一


という、「これは見ないと損だ!」(注:実際には、見なければ出費なし)的状況に遭遇してしまい、
衝動的に、手頃な時間帯だったこの映画を見てきましたw


閑話休題
内容は、
ある日突然、或る女性が、或る男性の夢とシンクロして夢遊するようになり、
お互いに、眠るのが怖くなって、眠れなくなり、
そして、そうあるうちに、二人の間に愛が芽生える…的な話。


オダギリジョーが主演という事で、
大きくはずれる事はないだろう、という期待のもとにチョイスした訳ですが、









確かに、大きくは外れていないものの、
少し微妙で、1,000円でなければ…的なものがありました。


そもそも、舞台が韓国のようで、韓国語が飛び交う映画なのですが、
なぜか、オダギリジョーだけが日本語でしゃべり、
それで普通に会話が成立している、
というその設定が、なんとなく見ていて違和感。


更に、


え?それって犯罪では?


と思うような、他人の家への不法侵入が多発w
玄関に暗証ロックがついていても、
スイスイ入力で、
その暗証ロックが全く役に立っていないという…。


パンフを読むと、「胡蝶の夢」的な話だという事で、
それを先に知った上で見ていれば、違和感も和らいだのでしょうが、
一事が万事その調子で、
何の予備知識もなく見ていると、非現実的な状況が多すぎて(夢とシンクロすること自体が非現実的ではあるのですが)、
話に引き込まれる前に、むしろ一歩引いてしまう部分が少しありました。


というか、
二人で交代に寝ればいい
と気付いた後でも、交互に寝ずに一緒に睡魔と闘って、そして一緒に寝てるんだから、それじゃぁ始末に負えないな、という気がしたり。


その為か、
ラストは、それ自体、或る種、考えさせるものでありながら、
ラストが来るまでに、少し引いてしまった筆者は、
そのラストを、少し理解不可能で見終える羽目^^;
後で、パンフの解説を読んで、「あぁ、そういう事?」的な状態でした。