Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼 (http://www.mrbrooks.jp/)

本日2本目。
今週からの一般公開ですが、神戸界隈では、毎日レイトショーで1回限りの上映らしく、
でも、特典目当てで前売り券を確保済み、というちょっと微妙な状況で、
とにかく、時間があるうちに見ておくしかないと思い、雨の中、強行しました。
因みに、こちらは、シネリーブル・神戸。


内容は、
自分の殺人衝動を抑えきれず「指紋の殺人鬼」という裏の顔を持つ、二重人格な街の名士が、
自己の良心の呵責に苛まれる中、
その殺人行為を目撃してしまった或る青年の驚くべき要求や、
その「指紋の殺人鬼」を追う敏腕女性刑事の追跡という、トラブルに直面し、
自分の心のバランスを保ちつつ、全てを丸く収める解決策を探り、また、執り行う
…という感じ。


ケビン・コスナーが、その名士を演じ、
デミ・ムーアが、女刑事を演じていますが、
二人とも、結構ハマり役。
で、その追いつ・追われつとともに、
犯行の芸術性というか、完全犯罪性が、
非常にドキドキしてみていられる感じで、
更に、最後に衝撃的なシーンがあり、
スリルとサスペンスという観点では、
非常に良くできた作品だと思いました。


ただ、欲を言うと、
二重人格という事で、別人格との対話がしばしばあるのですが、
これが、見ていてもどかしいというか、まどろっこしいというか、
或る意味では、考えさせる時間を与えてくれて、間を取るのに役立っているのは否めないものの、
テンポよく進む展開の足止めになっている部分もあるようで、
対話が長引けば長引くほどに、「早く対話を終われ」的にイライラしてしまうのが、
少し気になりました。