奈緒子 (http://www.naoko-movie.com)

正直なところ、どうも惹かれるものがなく、スルーする予定だったのですが、
上野樹里が舞台挨拶に来るということで、見てきました。
因みに、シネ・リーブル神戸。


閑話休題
内容は、
以前、週刊スピリッツで連載されていた漫画の映画版で、
海難に遭った際、助けられて九死に一生を得た少女と、
その少女が助かる際に父親の命を引き換える事になってしまった少年の物語で、
その少年が、「日本海の疾風」という異名を持つランナーという設定。
で、走りと二人の関係が縦横に絡まっているような内容。


とりあえず、まず思ったのは、
その少年、雄介を演じている三浦春馬が、


「恋空」のヒロ役と全く違う


という事。
往々にして、役者は、見た目(イメージ)に沿った役を多く当てられますが、
絵的にはヒロと全く正反対なので、思わず、「あれ?違ったっけか?」と思ってしまいました。


そして、もう一つ思ったのは、


上野樹里がどうしても高校生に見えない。


という事です(キッパリ)。
上野樹里は、確かに奈緒子のイメージにあっていたと思うのですが、
顔立ちが、さほど幼くないので、どうしても、随所で学生服を着たOLさんという感が(爆)。


余談はさておき、
筆者は連載当時、一応、はじめのうちは毎週しっかり読んでいましたが、
途中から、失速気味になり、最後がどうだったかは、すでに覚えていなかったりします。
で、映画は、


原作をそういう感じで忠実に再現している


のではないと思いますが、
二人の気まずい関係がどう変わっていくかが主題な映画と思わせつつ、
結局、駅伝の盛り上がりで、うやむやになっていた感があり、
主題がぼやけた映画のように思われました。


ただ、駅伝シーンや、それに向けた練習シーンは、
理屈では説明できないドキドキがあり、気分は盛り上がりました(笑)。
そういう意味では、「青春映画」として、完結はしていると思います。