ブレイブ ワン (http://wwws.warnerbros.co.jp/thebraveone/)

今週は、気になる映画が色々と公開開始を迎えている模様で、
先週までに消化しきれていない分も含めて、どれから攻めるか悩みましたが、
結局、これから見てきました。


内容は、
夜の公園で、結婚間近な恋人とイチャイチャしていた所、
チーマーのような輩に目をつけられて、暴行を受ける事になり、
そして、その暴行で、恋人を殺されてしまった女性が、
自身の心の平穏を保つために、
いつしか、そのような輩に夜な夜な天誅を下し始めるようになり…という感じ。


まず、一言。
ジョディー・フォスターが、年の割に奇麗に見えてしまうのは一体…?
意味不明気味に脱いでいるシーンもありましたが、
とても、40代半ばな人とは思えないぐらい、お肌も奇麗でした。
(代役かもしれませんが…爆)


それにまず驚き。


閑話休題
内容の方は、筆者は普通に見ていましたが、
題材が、復讐という、非日常的な行為に関するものにも関わらず、
心理描写なシーンが少し少なめに思え、
主人公の心理状況が、やや分かりにくい気がしました。


というか、設定が設定だけに、
心に傷がある人ならば、すんなり理解できるように思うのですが、
幸せ一杯なカップルとかでは、その天誅を重ねたくなる気分というのが、
ピンとこないのではないか、と…。


ただ、恋人を殺された時に、復讐したいと思う気持ち自身や、
悪人が殺害された時に、それが犯罪行為と理解しつつも、どこか胸がすく第三者の気持ち
といったものは、普通に理解できると思いますし、
そういう意味では、ラスト寸前までは、
特別飛躍がある訳ではなく、むしろ、オーソドックスに進んでいるとは思いました。
時間が限られているので、どうしても、ご都合主義な展開もありましたが。


また、小難しい話はともかく、
単純なサスペンスとして見た場合でも、
犯行が知人の刑事にいつばれるか?というあたり、
割とハラハラして見ていましたので、
少なくともラスト手前までは、それなりに楽しめるものだったと思います。


で、問題は、急展開を迎えるラストなのですが。
これがこの映画のミソなので、多くを語れない以上、
非常にあいまいでぼんやりとした書き方しかできないのが、非常に申し訳ないですが、
筆者的には、急転の方向性自身は、「そういう事もあるだろう」と理解できました。
ただ、いかようにも受け取ることができる、中途半端な終わり方は、ちょっと、どうなのかと。


というよりも、題材的には、


愛が失われる事で開いた心の空洞を

埋める事が出来るのは、

結局、愛でしかない。



という話で、いいんじゃないかと思ったのですが、
なぜ、その明言を避けて、どうとでも取れる終わり方になっているのか、と。
そして、逆に、その明言がなされていないが故に、
ラストのみ飛躍を感じたりもしました。


因みに、一連の天誅作業を見ながら、


どうせなら、奇麗な女性を天誅したい。


などと思ってしまったのは内緒です。
それは、天誅ではなく、ただのエロ行為。きっと。