祇園精舎の鐘の声

企画の方向性を定めるのには、2,3日続けておかないと…という事で。
でも、3日目のネタが、まだ思いついてない…爆。
「ファンサイト立ち上げ」とか「ブログ炎上」とか「引退された場合」とか断片的キーワードだけは沢山あるんですが(笑)。
とりあえず、前回の「キッカケ」の話の一環で、本日は「資質」の話。

アイドルファンには共通点がある?

筆者は実のところ、「友達は一人居れば充分」派なので、そうそう交友関係が広い訳ではありません。
知らない和希沙也ファンの人が、知らぬ間に山本梓ファン仲間(え?仲間?)になっている…とかは、ありますが、そんな感じで、知らない間に周りに人が増えている…程度です。自らガンガンな事はあまりなく、広がり方に限界があります。


なので、あまり大きな事は言えないと思うのですが、今まで観察(観察してたの?)してきた結論として、「誰でもアイドルファンになる可能性」はあるものの「ファン活動をする人には、共通点がある」という気がしています。


具体的には、

  • 生活に(それなりに)ゆとりがある。
  • 実生活に満足しきれてない。

というのが、まず、第一要件。
因みに、いわゆるアイドルイベントの現場で、アイドル自身が20歳前後なのにもかかわらず、年の離れた20代後半以上の人が多いのは、収入が安定していてそれなりに小遣いがある一方で、ルーチンワーク気味な日常に物足りなさを感じ始めているから…という気がします。


…って、それ位の話なら、人に指摘される程のものでもないですか(爆)。


では、もう少し、違う角度から。
色々と見ていますと、アイドルファンな人の多くは、次の3つのタイプに分類されている気がします。

  1. 愛が余っている。愛する事に飢えている。
  2. 愛が足りていない。愛される事に飢えている。
  3. 刺激自身に飢えている。とにかく楽しければそれでよい。

従い、「アイドルファンになりやすい人」というのは、別に変った資質が生まれつきある訳ではなく、むしろ、「なりやすい状況」という、シチュエーションの話になるんじゃないか?と思ったりします。


因みに、中では、1番の「愛が余っている人」というのが、一番良心的に見えますが。
というか、具体的には「この娘がブレイクするように、温かく見守ってあげたい。」というのが根底にある人等は1番で、それは文言上、かなり美しく思えますが。
が、実際の恋愛と同じで、愛を受け入れる事に拒絶されるとキレる人がいて、これはこれで厄介な事になりえます(爆)。油断大敵。


2番の「愛が足りていない。」というのは、むしろ逆で、「こういう娘に〜して欲しい。」という感じのリクエスト型。
「彼女にしたい。」とかは、大体コレだと思うんですが、これまた、行き過ぎると「この娘の愛を独り占めしたい。」と思い始め、思っているだけならともかく、行動に移り出すと、それはそれは厄介な事に…(遠い目)。


そういう意味では3番のタイプが一番アッサリしていると言えますか。
これは、要するに、はしゃげるのが好き、という、個人よりも雰囲気に酔うタイプ。
データ収集型の人も、個人より蓄積されるデータに酔ってるなら、このタイプに入りそうです。
でも、個人を見てない時点で、「ファン」と言って良いのだか(笑)。少なくとも、行き過ぎた人は、「自分さえ楽しければそれでいい」訳で、相手を見ていない時点で、多分、ファンじゃぁ無いでしょう。余談ですが、行き過ぎれば、当然、それも、イタイ行動になりえます。


即ち、これは、どれが正しいという話ではなく、自分が何を求めているのかを正しく理解した上で、行き過ぎない事が大切、というだけの話です。


話はそれましたが(それた?)、もう一つ、感じる事があります。
それは、

  • 多くの人が何らかの悩みを抱えている。

という事です。
無論、そうで無い人もいます。
が、傾斜の深い人ほど、悩みを持っている事が多い気がします。
そして、よく「アイドルは夢を売る仕事」と言いますが、それはそういう背景とシンクロしているように思います。


その為、その悩みを解決してあげる事が、その人が幸せになる一番の近道なのではないかと良く思うのですが、諸事情あって、なかなか、他人を救う所まで、なれる事はありません。
というか、多くの場合、ただの「要らんお節介」でしかないし(爆)。
「生兵法は怪我の元」という事で、むしろ、こじれる事の方が多いです。


尚、時々、この界隈では、付き合いにくい人がいますが、それは、やっぱり、そういう心理状況とも密接な関係があるのかな、と思います。
少なくとも、「アイドルに傾斜しているから付き合いにくい」のでは、無いと筆者は思います。
そして、そういう人の心を開く事が、本来、この界隈で求められている事のように思います。