ゴミの分別について考える。

昨日、ひきこもってDSをしている傍らでネット巡回をしていた折、なぜか、神戸市の「4区分6分別」徹底されずという記事にぶち当たりました。


筆者は自称Chaotic/Goodなので、極端に言うと他人の事なんて知っちゃぁいないというスタンスに近いのですが、ゴミ分別の不徹底の多くは「やる気がない」よりも「わかってない」であると考えています。


という訳で、日に100人程度しか来訪がない、こんな所で、そんな話をしても意味が無いような気がしますが、「わかってない」人の理解を助ける為、筆者が把握している、ごみ分別の、基本概念を記載してみます。
というか、何事もそうですが、細かなルールを覚えようとするから「わからない/覚えられない」のであって、むしろ、そのルールの元となるものを覚えれば「自分で(大部分は)ルールを判断できる」気がします。


因みに、最初にこんな話をしてしまうと、激萎えで間違いないと思いますが、筆者はゴミ分別の達人でもないので(爆)、判断に困るものは、各地方自治体のルールを自力で調べる方向で。

ルール1
回収再利用するゴミと、そうでないゴミがあり、基本的にはできるだけ再利用する(したい)。

まず、これがわかってないと、そもそも分別する意味がわからず、必然的に、作業も、中途半端になるのだろうと思います。

ルール2
再利用するには、同じもの同士をまとめておく必要がある。

良く考えれば、当たり前といえば当たり前の話ですが。
ただ、どこまでが同じで、どこからが違うかがわかりにくい。


例えば、空き缶には、スチール缶とアルミ缶があります。
良く見ると、どの空き缶にも「スチール」か「アルミ」と書いてます。
わからない時は、手で握ってみてください。軽くつぶせるのがアルミ。ちょっと力が要るのがスチール。
もっとも、この判別法なら、ナガサワさんだと、両方ともアルミ扱いなのか…とも思いますが、そういう突っ込みはおいておいて。


金属で出来ているという点では同じなので、いっしょくたに捨ててしまう…というのが、ありがちな話です。
実際、公園や駅とかでは、そもそものゴミ箱が分かれていないケースが多く、捨てるには、いっしょくたに捨てるしかありません^^;
これがまた話をややこしくしている、と筆者は思います。


が、一番大事なルールは、「基本は再利用」で、再利用の場合は「回収するには、同じもの同士」です。
裏返して言えば、「判断に迷った場合でも、分けて捨てていれば、どちらかは再利用してもらえる可能性がある」です。混ぜて捨ててしまうと、いっしょくたにアウトになる可能性がありますが。
という訳で、捨てる時に「分けられる」にも関わらず「同じかな?」と悩むなら、「分けておく」方が、無難です。
「でも、きっと同じ。」というのは、最初の疑問に対する回答が、希望であり、論理的ではないですし。


無知の無知というか、悩みすら生じない場合はしょうがないですが(爆)、悩んだ場合は、とにかく同じと自信が持てるものだけを、まとめる。これです。

ルール3
燃えないゴミというのは、燃やせないゴミ。燃えるゴミというのは、燃やしたいゴミ、とも言える。

一方、再利用できないゴミですが、燃えるゴミと燃えないゴミというのが、またわかりにくい。


例えば、プラスチックは、一般に燃えないゴミ扱いだと思いますが、納豆の入れ物はプラスチックの親戚とも言えるポリスチロールとかで出来ているにも関わらず、燃えるゴミな所が多いと思います。
あるいは、同じ白のポリスチロールとかでも、魚や肉が入ってたヤツは回収してるのに…みたいな疑問も。


要するに、捨て方が、

  • 回収。
  • 燃えるゴミ。
  • 燃えないゴミ。

と3つあるのが混乱の元なのだろうと思いますけど、基本的な考え方さえ理解できていれば、論理的に考える事で、具体的な分別を覚えてなくても、分別可能です(逆に、基本的な考え方がわかってないと、具体的な分別を覚えない限り、適切な分別は無理です…爆)。


例えば、このケースでは「『3つある』という事は『1つに出来ない』」というのが大事な手がかりになっています。
もっと言うと、これは「回収したいが回収できないケースがある」と「燃やしたいが燃やせないケースがある/燃やしたくないが燃やさないといけないケースがある」という事です。
そして、前者については、「同じもの同士まとめておく」で(過剰分別になる可能性もありますが)、だいたいは対処できるはず。
問題は後者ですが、基本的に素材が同じ以上「燃やしたいが燃やせない」は「燃えないものが混じっている」以外考えにくいと思います。でまぁ、プラスチックが燃えるか燃えないかがわからなくても、それに該当するゴミは分別が楽勝。
「燃やしたくないが燃やさないといけない」というのは、プラスチックごみが基本的には燃えないゴミである事を知らないと理解しにくい部分で、それぐらいは覚えておく必要がありますが、それさえ把握できていれば、食べカス等がついているのは、そのまま置いておくと、ハエ等の虫が集まってきたり、腐って異臭を放つので、燃やさないとマズイだろう(でも、良く洗ってあれば、回収か燃えないゴミ)…という寸法。


あるいは、この場合、3つのゴミの優先順位が、


回収>燃えないゴミ>燃えるゴミ


である事がわかっていれば、(或る程度は)分別できるかもしれません。


筆者が物を捨てる時に、考える・照らし合わせるルールは、大体これぐらいです。
が、最後にそれを踏まえた上で、話題の神戸市の例を取り、よくわからない特殊ケースを以下に数点。

竹刀
粗大ごみ/金属系ごみ

竹刀は燃えるんちゃうんかー!と思いますが…爆。
45Lのポリ袋に入らないものが粗大ゴミ…という事みたいですが、斜めにしていれても45Lに入らないんですかね?


というか、それ以前に、一体、誰が捨てるんだ、と(笑)。

下着
燃えるごみ。但し、地域の資源(古紙など)集団回収で集めている場合はできるだけ資源集団回収へ。

燃えるゴミというのは良くわかりますが、物が物なので、回収はないでしょう、回収は。
というか、これって、一時期流行していたブルセラショップの事じゃないですよね?(爆)

週刊誌・雑誌
燃えるごみ。但し、できるだけ地域の資源(古紙など)集団回収または業者回収へ。
針金
粗大ごみ/金属系ごみ。

いずれも、一見すると、おかしくはないのですが、週刊誌・雑誌の類は、良く針金止めされてたりしますよね?
週刊誌・雑誌を燃えるゴミにしていても、その針金は大丈夫なのでしょうか?
だからって、ダメと言われたとしても、普通は、全部解体して出すほどの暇もありませんが…。
筆者は、「取っておけば売れるかもしれん。」と思い解体してグラビアだけ抜いて捨てる事が多いですが(爆)。

碁石
燃えないごみ。

碁石自身は燃えそうにないので、わかる気がするのですが、なぜか将棋の駒の方は記載がありません(ぇ
まぁ、将棋の駒は木かプラスチックだと思うんで、分別は簡単だと思いますけど。