女帝 (http://jotei.gyao.jp/)

惰性で、今日もせっせとレイトショー。
因みに、またOSシネマズミント神戸ですが、朝とは打って変わって、やっぱり人がいない…爆。
まるで砂漠の気温のようです(意味不明)。


閑話休題
内容は、皇帝である兄を弑し帝位を簒奪した男と、その男(叔父)に父を殺された皇太子、そして、夫を殺され、義弟に嫁がざるを得なくなった皇后を中心とした、復讐劇であり、愛憎劇。


題名どおりに、話の中心は皇后で、彼女の心の動きがカギと言える映画ですが、しかしながら、この彼女が何を考えているのか?というのが非常に分かりにくく。
後でパンフレットを読んで「あぁ、なるほど。」と繋がりましたが、映画の最中は、愛と欲と憎悪のいずれが彼女を動かしているのかが、どうもピンと来ませんでした。
演じるチャン・ツィイーは良かったのですが。


因みに、そういう訳で、映画自身は人間関係の機微、各人の心情の移ろいがキモな訳ですが。
随所で見られるワイヤーアクションも、非常に美しく、割と見どころ。
ワイヤーアクションだと分かっていても、「すごい、すごい」と思ってしまいました。
特に、筆者は不幸にも、最近、「連城訣」や「笑傲江湖」といった武侠小説を読んでいた所だったので、時代設定は違うながらも「武侠ワールドがキターーーーッ」と、無駄に高まりまくりです(笑)。
もっとも、内容は、あくまでも、そういう武侠な物ではないので…(遠い目)。


というか、このワイヤーアクションで「碧血剣」とか「侠客行」とかをスクリーンでみたいな、と(煽)。
ぜひぜひ検討よろしくお願いします(誰に頼んでいるんだか…)。