犬神家の一族 (http://www.inugamike.com/)

後日に回そうかと思いつつ、結局、「大奥」の後、一休み挟んで、本日、見てきました。


内容は横溝正史の同名小説が原作で、以前にあった映画「犬神家の一族」のリメイク版。
いわゆる、金田一耕助シリーズで、金田一耕助が、犬神家の遺産相続をめぐる、愛憎入り乱れた猟奇殺人事件の謎に迫る感じ。


パンフ中で松嶋菜々子も同じような事を言っていますが、幼少の折に見たオリジナル版は、おどろおどろしていて、ホラー物ではなく推理物だというのに、夜中に見ると怖くてすぐには眠れない…ような強烈なインパクトがあった気がします。おぼろげな記憶をたどると。
が、今回のリメイク版では、技術の進歩によって映像がクリアーになっているせいもあると思いますが、生々しいシーンは無く、あまりそういう恐ろしさを感じませんでした。


ただ、だからといってオリジナルに負けているかといえば、全くそうではなく(キッパリ)。
そもそもストーリーが巧妙なので、エンターテイメントとしては普通に楽しめる出来でした。
また、主な配役が松嶋菜々子石坂浩二富司純子松坂慶子萬田久子という事もあり、久々にフィクションを感じさせないフィクションを見た気がしました。


おかげさまで、年内、まだ日がありますが、良い感じのまま年を越すべく、今年の映画はもう打ち止めにしようかと思ってしまったり(爆)。