はじめての自炊生活

ラタトゥィユ。

筆者は、まだまだ料理になれず、いまだに料理本を見ながら料理を作っていますが、手元にある数冊の料理本を見ていると、決まってこの謎の「ラタトゥィユ」という料理が記載されています。
見たところ、ただのトマト煮のようであり、そうでもないようであり。
が、どの料理本を見ても、美味しそうに見えてしょうがなく、加えて、話によると、どうやら、作り置きが出来る上、その気になれば、パスタのソースやカレーに化けるとの事。
という訳で、かなり魅力的で、早速、晩に作ってみました。


因みに、調べていくと、南欧料理らしいという事が判りましたが、その一方で、冷蔵庫に余っている野菜を何でも入れて可という、恐ろしい話も(爆)。
がまぁ、筆者の場合は、セロリとトマトを買ってきて、これに、在庫のきゅうり、ナス、玉ねぎ、ブロッコリーの茎、ピーマン、そしてニンニクをあわせて作ってみる事にしました。


さて、調理ですが、まずは恒例の下ごしらえ。
手元の本を見ながら、それぞれをそれらしい大きさのみじん切りにしましたが、ここで包丁捌きを誤って、左親指を切るという緊急事態発生。
いや、正直なところ、別に痛くは無かったので、そこまで大げさな話では無いはず…だったのですが、なぜか、なかなか血が止まらず、まな板どころか、野菜まで血に染まる展開。
確かにトマトを入れるとはいえ、さすがに血に染まったままで野菜を入れるわけには行かず、おかげさまで、みじん切りを念入りに洗う羽目になりました…(遠い目)。


それはさておき、その後は、鍋にオリーブオイルを入れて、まず、ニンニクを炒めます。
そして、それらしくなったところで、トマトとナスを除く全野菜を、固そうなものから、少しずつ投入。
ただ、ラタトゥィユという料理は、どうも野菜から出る水分で煮込む「煮物」らしいのですが、どう見ても水分が足りず、炒め物です。
という訳で、このまま炒め続けて鍋がこげると厄介なので、気もそぞろに、入れた野菜がしんなりしたところで、すぐにナスを投入。


が、ナスを入れると具が多くなりすぎて、鍋の中で野菜を掻き混ぜられないという2ndトラップ発生。
やむを得ず、ここで、鍋を移しましたが、移してみて、唖然。
一体、何食分あるんだ…(遠い目)。


でも、もう、これは、毒を食らわば皿まで、人を助くば血を見るまでというヤツです(既に血は見ましたが、それは違う話です)。
途中で投げ出すわけにも行かず、そのまま続行。
で、ナスがしんなりしたところで、トマトタイムですが、どうも少し水気が足り無そうだという事で、思案の末、生のトマトだけではなく、何かの時用に買っていた水煮缶も使用する事にしました。
が、この水煮缶を開ける時に、力加減を誤り、シャツに飛び散る赤い液体(爆)。思わず血かと思うぐらい、激しく行ってしまっていました…(遠い目)。


因みに、余談が多くありましたが、料理の方は、なんとかそれらしい形で無事完成。
ただ、結局、なんだか良く判らないままに出来たという感、大です(爆)。

ラタトゥィユ
  • 定義が良く判りませんが、筆者の推測では、なんでも野菜を放り込んでトマト味に煮る感じ…です。
  • 基本は、ニンニクをオリーブ油で炒め、香りが出たところで、トマト以外の野菜投入。その後、少し塩を振った後、トマトを入れて、しばらく煮て、最後に、塩コショウで味を調える…という感じみたいです。
  • 野菜は、いずれも、適当な大きさのみじん切り・輪切り・角切り。
  • ナスは水につけて、アクを取っておいた方が良い模様で、トマトは、横半分に切って、種を除くと良い…ようです。
  • 煮る時は、弱火厳守の上、あまり頻繁に掻き混ぜない方が良いようです。
    というか、強火にしたり、頻繁に蓋を開けると、水が飛び、ただでさえ少ない水が更に減って、鍋が焦げやすくなるような気がします。
  • 尚、別に野菜以外でも、ベーコンやソーセージを入れてみても良いようです。
  • 参考レシピ
    • 食材:トマトの水煮1缶、トマト中1ヶ、玉ねぎ中1ヶ、セロリ半分(茎)、きゅうり1本、 ブロッコリーの茎適当量、ニンニク適当量。
    • 調味料:オリーブ油大さじ2+2(はじめと途中)、塩・コショウ適当量。
      尚、それ以外では、オレガノやレモン汁、ローリエ、ワインなどを入れても良い模様。