はじめての不動産屋

リフォーム相談・その1

今回から、しばらく、リフォームの話に移ります。


中古物件を購入する場合、ついでにリフォームもする事が多いと思います。
というか、どんなに気をつけて住んでいても、5年10年住めば、壁紙等が汚れるもので、新生活を始めるに際しては、「ついでにキレイにして」とか「ついでに自分が住みやすい形に」という話が、必ず浮上します。


という訳で、候補物件が定まれば、ついでに、即、リフォーム相談です。
「即」は早いと思われるかもしれませんが、筆者の経験からすれば、早ければ早いほど良く思われます。


と言いますのは、まず、リフォームもピンからキリまであり、その内容次第では、軽く7桁の出費になってしまうのが1つめの理由。複数の物件で迷っている場合、リフォームの要否・大小次第で、出費額が逆転する事もありえます。


また、リフォーム工事は、通常、決済を行い、売主から買主に物件の所有権が移らないと開始できませんが、その工事が終わらなければ、ナカナカ入居しずらく、逆に言うと、決済後、できるだけ早く引っ越すためには、決済後、即座にリフォーム工事を開始させる必要があります。
そして、その為には、できるだけ早く工事内容を固めておく必要がある…というのが、2つめの理由です。


閑話休題
筆者の場合は、下見後、既に1回目の相談をしました。
というか、あまりにも汚れた部屋だったので(爆)、これだけでかなりの費用になる恐れがあり、その場でざっくり計算をしてもらいました。
因みに、この時の見積もりは、概ね、

  • 壁・天井のクロス張り替え
  • 床(フローリング)の敷き替え

での見積もりで、「この程度なら…。」と思いましたが、実際には、これは、“最低必要ライン”でした(汗)。


という訳で、一口に「1回目」といっても、色んなシチュエーションがあると思いますが、追加発生経費を知る事で、この場所に決めるかどうかの判断をする場合は、このような、最低限発生する経費よりも、むしろ、この物件にそれ以外のどういうリフォームを求めるのか?を整理して、そちらも見積もりをしてもらった方が良いようです。
というか、内装の張り替え・敷き替えは、確かに面積に比例するものですが、ほぼ必ず行う工事なので、ざっくり固定額で置き換えても、大きな誤りは無い気がします。