ロード・オブ・ウォー (http://www.lord-of-war.jp/index2.html)

ニコラス・ケイジ最新作。


ナガサワのFC「Ring」でのナガサワを交えたチャット大会が終わった後、「キング・コング」か「ザスーラ」を見に行こうとしていましたが、「キング・コング」は時間が合わず、「ザスーラ」は既に神戸では吹き替え版しか上映がない状態(できれば字幕版を見たい)。
という訳で、途方にくれていたところ、この映画にたどり着き、何となく見て来ました。


内容は、或る武器商人の半生記で、いかにして「死の商人」になり、いかにして、成り上がったか、という感じ。
無論、人生なので、明暗ともにあり。


内容が内容だけに、決して「面白い」とは言えませんが、「興味深い」とは、言っていいかもしれません。
後味が悪いというか、見終わって陰鬱な気分になる映画ですが、しかし、これがまさに今、自分の知らない所で起きている現実である(現実に非常に近い)、という事は、人生経験上、知っておいて、全く損のない事であろうか、と。


「気分転換」という観点では、言う間でも無く、見終わって気分が爽快になる映画が良いです。ただ、それ以外にも「見る事で“何か”を考えるキッカケを得る」という意味合いも、映画にはあるんじゃないかと…筆者は思います。
そして、その考えた事を明日、或いは、今日からの生活に活かしていければ、それもそれで「有意義」な時間であるはずです。
上述のように、決して“楽しい”映画ではありませんが、そういう意味では、有意義な映画でした。


因みに、劇中、全く関係のないシーンで、いきなりPortisheadが流れ、思わず、筆者は、「キターッ!」と思ってしまいました^^;