ダニー・ザ・ドッグ (http://www.dannythedog.jp/)

ジェット・リー最新作。


内容は、幼い頃から非人間的な暮らしを強要され、戦闘マシーンと化した、或る青年が、人の優しさに触れて人間を取り戻す話です。


リュック・ベッソンが脚本で、あらすじがあらすじだけに、「『ニキータ』『レオン』に続き、また一つ心を引き裂かれる愛の感動アクション大作が誕生した」というコピーが付けられていますが、筆者の見たところ、全然違いました(キッパリ)。
確かに、少しホロリとするシーンがない訳ではありません。
ただ、絶対的に、悲しみのスパイスが不足しています。
心が引き裂かれる?
この内容でそこまでオーバーに表現すると、ジャロに訴えられます。


もっとも、だからといって、映画がダメだったと全否定をしたい訳ではなく。
ジェット・リーのアクションは相変わらず冴えており、「アクション映画に毛の生えた出来」と思ってみれば、或る意味「スゴーーイ!」と感嘆できそうです。
まぁ、そうは言っても、ストーリー展開が、微妙に冴えてなかったのは、カバーしきれないかもしれませんが…。


ちなみに、全く話は変わりますが、あのMassive Attackが音楽担当でした!
そして、思わず、「Massive Attack、キター!」と心の中で叫んでしまう筆者^^;
というわけで、今回は、特に音楽にも注目して見ていましたが、音楽は、ベタベタのMassive Attack節で、「ジャッカル」と同じ風でした(笑)。
尚、筆者の個人的感想としては、ED曲が割と秀逸で、vocalの人は要チェックφ(。。)