キル・ビル vol.2 (http://www.killbill.jp/)

ユマ信者の筆者は、当然、初回上映で。
割と混んでるかな?と思いましたが、なぜかすいていました。
ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」と同等な話題性を振りまいているにも関わらず、これらとは違い、狂信者はそんなにいないようです。


閑話休題
いやぁ、すごかったです。
右も左も、ちょっと清楚な感じのカワイコちゃん。
二人ともミニスカートで無いのが玉に瑕でしたが、とにかく、どちらを向いても最高。
全席指定バンザイという感じ。
偶然と言うのは恐ろしいです。


え?違う?
というか、話題を逸らしたのがバレバレ?(汗)


例のキル・ビルの続編で、内容は、平たく言うと、復讐劇。
でまぁ、前作の見せ場オンパレードが楽しめたのと、そもそも筆者はユマっ子なので、かなり期待していたわけですが。


ユマは良かったです。
ストーリーもそれなりにシッカリしていました。
ただ、映画自体は少し物足りなかった感じ。


そもそも、1本の映画を上映時間の都合で2つに分けて公開する事にした…というのは有名な話だと思いますが、vol.1とvol.2を見ると、これは明らかに2つあわせて1本の映画という出来。
字面だけ読むと単なる「当たり前」としか読み取れないかもしれませんが、そういう事を言いたい訳ではなく。


とにかく、vol.1では、これでもかってぐらいに出てきた見せ場シーンが、vol.2ではほとんどありません(一応、あるにはありますが、割とアッサリしている)。
また、vol.1では、マニア向けの少しお遊びな要素があったと思うのですが、vol.2ではそういう部分も、あまりなく(見える)。
続編でありながら、楽しみの追求部分が全く異なるという意味では、続編で無い感じ。


で、頭の中で2本を繋げて、タランティーノの当初の構想を推し量ると、vol.1で見られたハチャメチャというのは、結局、「それ自体が売り」なのではなくて、中盤以降の本編(vol.2)に観客の興味をひきつけるための客寄せパンダ…という事になるようで。
それを、分割して、観客の関心をひきつける部分(vol.1)と主題(vol.2)に分けて見るのは、やはり無理があるというのが筆者の結論。
これなら3時間でも良いから、1本でまとめて見せてもらった方が良いような気がしました。


ちなみに、筆者的には、対エル戦を、もう少し二転三転気味にしてもらいたかったです。
極端に言えば、vol.1のラストはエルとの対決直前で「来週に続く」的に終わり(笑)、vol.2ではエルとの対戦からスタートして、(一部映画の筋とは変わりますが)そこに二転三転を加えて、苦労の末にエルを倒して、最後はビル…としてもらった方が、見せ場は均一化したような。


ところで、2本見終わっても、ブライドの本名が途中までずっと伏せられていた理由がわからないのですが…。
これって、英語力不足?(汗)