きょうのできごと (http://www.kyodeki.jp/)

舞台挨拶については後述。


「ドキュメンタリー系だと眠くなりそうで危険だなぁ」と身構えて行きましたが、ふたを開けてみると、意外や意外。
色々と笑えるシーンがある、どちらかというと、コメディーかもしれない…という出来でした。


内容は、とある大学生たちの飲み会の話が主軸で、その他、ビルの壁と壁の間に挟まって救助を待つ男と、海岸に打ち上げられた鯨の話が所々に挿入されている感じ。
で、これらは一見全く無関係な話なのですが、実は、曲がりなりにも何らかの相互作用を持っているという展開。


そして、そういう「袖摺りあうも他生の縁」的な様子が、見ていて確実に「『きょう』という1日は普通の1日のようであり、特別な1日でもある」…というような気分にさせてくれます。
ある意味、描きたい内容がしっかりと描けている良作。


という訳で、話的には、良かったと思うのですが。
ただ、一点、難を挙げるとすれば、田中麗奈の出番は言うほど多くなく、彼女が主演というのはかなり理解しがたかったです(爆)。
というか、筆者などは、ラスト的に、派谷恵美が主役のようにも見えたのですが(ぉ
もっとも、派谷恵美は主軸の話から少し浮いていて、ナニモノだったのかが、理解「不可」能ではありました^^;