キル・ビル

行ってきました。しかも初回上映。
とりあえず、はやる気持ちを抑えながら、まずは概要をQ&A形式で。

Q1.面白かったですか?
A1.面白かったとは思います。
Q2.ユマ・サーマンはどうでしたか?
A2.キレイでかっこよかったです。
Q3.ずばり見所は?
A3.青葉屋の決闘でしょう。というか、そこだけで30分ぐらいあったような…?


これを踏まえて、以下、ダラダラと感想。


事前の期待を少し下回りましたが、とりあえず面白かったと思います。
期待を下回ったのは、これ、あらすじを知らないで見に行ったら何が何だかわからなくて、分かる頃に映画が終わるんじゃないだろうか…という所。
後は、日本刀を持って飛行機に乗り込むとか、なんか、日本を微妙に勘違いしてそうなテイストが微妙にマイナス点(そのおかげで“面白い”味が出ているとも思うので、明らかなマイナス…でもないのですが)。


逆に、途中でアニメが挿入されたり、恒例?な時間軸を逆行したりするストーリー展開は、“映画好きなら”ニヤリと出来る展開。
そう、簡単に言えば、映画好きな人のための映画という感じでした。
そして、筆者の場合は映画が好きな方なので、評価はプラスという結果。


それはさておき、やはりこの映画の鍵はユマ・サーマン
理由がよくわからないながら、キレイでかっこよかったです。
しかも、すごいイキオイのスタント連発で、非常に頑張っていたと思います。
特に、ラストの青葉屋の決闘は必見気味。
腕や首が飛ぶのは当たり前で、これをみると、「あずみ」の200人斬りなんて…(まだ言うか)。


ただ、惜しむらくは、ユマが大柄のため、スタントもなんとなく大柄の風が漂っていた事。
まぁ、外人が自由自在に日本刀を振り回すのもおかしな話(パンフでは千葉真一もそんな事を言ってました)なので、それはそれでいいんでしょうけど、“ビュ〜ン”と刀を振り回している様が大味に見えて、これは逆にもう少しスピード感がある方が…と思いました。
例えて言えば、「クローサー」のヴィッキーの殺陣のような。
あれぐらいのスピード感がここにあれば、言う事無し。


というか、20代、丁度「アベンジャーズ」の頃に「アベンジャーズ」ではなくて、この映画を撮っていたら、もう少し若い活気がにじみ出て、言う事無いスタントになっていた…ような気がします。


ところで、栗山千明
筆者自身は、なぜかあまり期待していませんでしたが、良い味を出してました。良い仕事をしたと思います。


ただ、それより、パンフを見て、気づかないうちに「R-17」「バトルロワイヤル」「呪怨」と、彼女の代表作をかなり見ていた事を知り、“へぇ”。


あと、完全な余談ですが、途中、沖縄のシーンで、「ドゥ・ユゥ・アンダスターンド?」連発。
これってもしかして、イエロー・テンパランス(黄色の節制)をパクったのでしょうか?
違うとは思いますが、だとしたら、すごすぎ、ジョジョ