孤高のメス (http://www.kokouno-mes.com/)

久々の三宮シネフェニックスです。
ちなみに、相変わらずキャワスタッフ多数。
でも、絶対数が足りていないようで、
入れ替え時に行くと、発券をしてくれる人がいなくて、ちょっと戸惑いました(ぉ


閑話休題


内容は、
医療ミスが日常茶飯事という市民病院に、
海外帰りで、とにかく患者の命を考える医師が赴任し、
そこで、まだ法的見解が定まっていない「脳死肝移植」を迫られる事態になる感じの話。


感覚的には、
既存スタッフが、その医師に戸惑い、反発めいたものを感じながらも次第に感化されていく前半と、
焦点となる「脳死肝移植」の話が浮上する中で、スタッフが対立・議論・葛藤する後半に分かれるのですが、
どちらも、上手く描かれていて見ごたえがありました。


強いて言うと、
医師がだいぶ美化されていて、
逆に、ちょっと感情移入しにくいというか、
もっと「一義的ではない」何かがあってもいいかとは思いましたが。


また、
御多分にもれず、その医師を妬む輩がいるのですが、
直接的な対立があまり見られなかったので、
逆に少し“もったいない”と思ったりもしました。


が、そんな感想はだいぶ些細な話であり、
筆者的には、
人と人との出会いは、
或る意味、貴重な“運命”なんだ、という事を考えさせてくれただけでも、
見て良かったと思えたました。