梅干し作り。

家で晩酌をする風習が無いのに梅酒を2年連続で漬けた筆者ですが、
さすがに3年目については、まず呑み切ってからという事でパス。


が、今年もなぜか梅を買い、
良くわからないままに、今年は梅干しを作るという暴挙に出てしまいましたw


ただ、結論から言いますと、
梅干し自体はあまり難しい作業が無いものの、
副産物を「捨てずに活用する」のに手間がかかり、
ちょっと予想外の展開になった部分が大きかったりします。


というわけで、本日は、タイムスパン的な部分を中心に、
梅干作りの実例を紹介。

ステップ1:仕込み

留意点
不適当な梅は仕込みに使わない。使わない梅はジャムにする。

初心者の筆者がコツを熱く語るのは、かなり不自然ですが、
とにかく、梅干作りで一番可能性が高い失敗はカビ。
そして、そのカビを防ぐには、傷ついた梅は使わないのがセオリーという話です。


後は、梅干しの場合、黄色く熟した梅を用いるのですが、
そうすると、逆に、だいぶ青い梅は使わず、はねたまま、という事になるかもしれません。


いずれにしても、
買ってきた梅を全てそのまま使えるというのは非常にまれなケースであり、
数個は必ず除外する事になります。


で、除外した梅の使い道ですが、
要加熱殺菌という事で、基本はジャム。


いきなり脱線です。

ステップ2:シソ入れ迄

留意点
透明な梅酢を調味料用途で少し取っておく。

仕込んだ後は、しばらくカビに気をつけながら、放置プレイ。
すると、徐々に透明な液体が出てきます。


ここで、第二の脱線。
興味本位な部分もありますが、
調味料に使えるというので、シソを入れる前に少し小分け。


ちなみに筆者宅では、2kgの梅から100mL程度を取りました。
だいたい、1週間目ぐらいでしょうか。抜いたのは。

ステップ3:シソ入れ

留意点
小さすぎる葉とかは、シソジュースw

色を気にしないなら、シソを入れる必要はないようです。
ただ、今回は、定法に従うということで、筆者もシソを買いました。


ちなみに、シソを入れる時期は、別に早くても問題ないように見受けます。
むしろ、シソは、知らぬ間に店頭に並び、気づいた時には無くなっているという感がありますので、
梅酢がほどほどたまったら、その時点で早期確保、早期投入すべきようです。


閑話休題
買ってきたシソは、そのまま全量投入してもよいのですが、
小さすぎる葉や色の悪い葉は、発色への寄与が少ないということで、
使わないのが通例のようです。


で、この除外品ですが、
そのまま捨てるのはもったいない…という事になりますと、シソジュースw


ちなみに、先ほどの2kgの梅干しスケールで、
1袋のシソを買ってきて、
別途、500mL1本程度のシソジュースを作る羽目になりましたw


これが大体7月初旬(まで)

ステップ4:土用干し

留意点
終わると大量の赤い梅酢。そしてシソ。

シソを入れて、更にしばらくおいて、梅雨が明けると、最後の作業。


梅酢に浸かった梅干し(?)を、
天気のいい日に、梅酢から取り出して、干します。


梅干しについては、これでほとんど作業が終わりです。


が、その一方で、大量の赤い梅酢とシソが後に残りますw


梅酢については、ラッキョウやショウガを漬けるのに使う事になるようです。
ちなみに、ショウガはともかく、ラッキョウは、7月初旬を過ぎると、店頭からフェイドアウトする様子。
ラッキョウを漬ける場合は、まず塩漬けで少しの間保存するのだろうと思います。


で、後はシソですが、シソは、おそらくご飯と一緒にw