FXのススメ

熱いAUD/JPY相場

すっかり話題が途絶えているFX(外国為替証拠金取引)ですが、


一応、今年も既に、
これ以上取引をしなければ(正確には、この先、損失が何も発生しなければ)、
確定申告が必須なぐらい儲けを得ました^^;


因みに、FXを始めた頃は、なじみ深い通貨という事でUSD/JPYの取引が中心で、
その後、慣れてくると、値動きの激しさに魅力を感じてEUR/JPYやGBP/JPYを取引していましたが、
紆余曲折の末、今は、AUD/JPYやNZD/JPYの売買に落ち着いています。


というか、AUD/JPYに主戦場を移してからは、(大きく)負ける気がせず、
結果的に、しばらくはAUD/JPYで行こうとすら思っている次第。


基本的には、筆者はド素人なので、
当たるも八卦当たらぬも八卦というか、
「自己責任でお願いします」的な部分が大きいのですが、
そういう訳で、誰かの何かの参考になれば幸いと思い、
本日は、なぜAUD/JPYなのか、という部分を解析して報告します。

最近の為替相場環境

その前に。
新聞を読んでいる人はご存じだと思いますが、
半年〜1年ぐらい前に比べれば、今は(今も?)だいぶ円高です。


円高というのは、通常、「円の価値が高い」事を意味しますが、
筆者は、現在の状況は、そうではなくて、正しくは、
「円の価値は(あまり)変わらずに、他国の通貨価値が(大きく)下がった」為、と考えています。


少なくとも、日本の政治環境を見ていて、
他国より、急に国力が格段に上がった気はしませんw
国力が上がっていないのに、その国の通貨の価値だけ上がるというのは、理解不可能ッです。


閑話休題
ではなぜ、他国の通貨価値が下落したのかという話ですが、これは景気の悪化しかないでしょう。
となると、景気が良くなり国力が回復する兆しを見せれば、今度は逆に通貨価値も回復する(上がる)と考えられます。


他国の景気回復スピードを超えて、日本の国力が上がれば、相対的に円高が維持されると思いますが、
政治環境を見比べていると、それは他国の景気回復の方が早い気がするので、
超長い目で見ると円安になっていくはずと考えます。筆者は。


従って、もともと、外貨は今が買い時、というのが自己暗示的な個人的見解。

AUD(オーストラリアドル)が買いな理由

おもに以下の2つです。

  1. 金利政策
  2. 資源国

まず1ですが、
今は景気回復政策のために、オーストラリアでさえ、金利が落ちています。
そして、今の金利が続くようであれば、利子目的な長期保持は、一時期ほど魅力的ではありません。


ただ、通常は、どこの国でも、景気が良くなるにつれて、金利は上がる方向です。
ですから、今が景気の底であるとするならば、金利も今後は上がる方向。
「大凶」を引けば、あとは何を引いても運気上昇なのと同じ理屈です。
また、そもそもマイナス金利がない以上、金利がゼロに近づけば近づくほど、更に下がる可能性も減ります。


その一方で金利が高くなりますと、利子が増える訳ですから、
財テクな人にとっては、非常に魅力的な状態であり、
結果として、買いたい人が増えてくるはずです。
買いたい人が増えるという事は、価値が高くなるという事ですから、
(もっとも、金利が上がらないならば、価値は低いままw)
金利が下落している今こそ、ローリスク・ハイリターンな投資になる可能性が比較的高いと考えます。


次に2ですが、
身の回りのものは、確かに加工品が多いです。
例えば、小麦を例にとれば、小麦よりも小麦粉、小麦粉よりもパンが汎用化している気がします。
ただ、この例で言うと、小麦がなければ、小麦粉もパンもできません。
パンを買うという事は間接的に小麦を買っていることになります。
一方で、小麦を買ったからといって、それがパンになるとは限りません。


従い、加工で成り立つ国よりも、原材料を持っている資源国の方がもともと強い、というのが筆者の見解です。
加えて、原材料を輸出するという事は、必ず、どこかで誰かが支払いのために通貨を買っているはずなので、原材料が必要とされる限り、通貨価値は下がらない(下がりすぎない)と思います。


言うまでもなく、オーストラリアは、農産物も鉱物も豊富なので、
そういう意味では、何もない国に比べて、通貨価値の下落余地は少ないはずです。

AUD投資戦略

色々な考え方がありますが、
逆に言うと、どう見ても負けない考え方を持てるとも言えます。
ただまぁ、筆者は専門家ではありませんので、
基本的に、


眉つば


だと思ってください(爆


まず、超長期スパンで考える場合。
本日現在、だいたい1豪ドル=74円ですが、過去数年の値動きを見ていると、
昨年までの100円越えは少し行きすぎで、
ざっと80円台ぐらいが平均(確実に回復を見込める期待値)かな、という気がします。


そう見ると、すでにAUDの価値はだいぶ戻ってきているとも言えますが、
それでも、1万ドル保持して、更に80円台まで回復するまで持ち続けて、そこで売れば、6万円弱の儲けになります。


安値としては、約55円まで落ちた事があります。
100年に1度級の出来事なので、当分はそこまで下落しないと思いますが、
約20円落ちても大丈夫なぐらいの準備金を用意しておけば、強制決済することなく半永久的に保持可能。


そもそも1万ドル購入するのに必要な証拠金はFX会社によって異なりますが、
超おおざっぱに言って、計25万円用意したら、いつかは約6万円の儲けという計算です。
この場合、1年以内で80円台まで上がれば、年利20%以上になります。
しかも、毎日利子がつきますから…。
とにかくじっと持ち続ける。これだけでかなり儲かりそうです。


次に、レート変動は期待せず、ただ単にスワップ(利子)目的で長期保持する場合。
スワップも証拠金同様、各社まちまちですが、
多いところでは、1万ドル保持して、50円/日程度です。
これは1年間にすると、50円×365日=1.8万円。


同じく強制決済は回避する必要があり、持ち続けるために約25万円は必要ですが、
25万円用意して毎年1.8万円もらえるなら、これは年利約7%相当です。


因みに、15年ひたすら持ち続ければ、それだけで利子が27万円なので、含み損ができても、15年で元は取れます。


気の短い人は、持ち続けるのが性分ではなく、
適当なスパンで売買して儲けるんでしょうか。


今の筆者の取引スタイルはこれに近いですが、
底値らしいところで買って、ひたすら上がるのを待っていれば、
実際に、自然とそれなりに上がり、1,2週間で1万円程度は手軽に儲かってきます。
月2万円として、12か月で24万円。
25万円で1万ドル買うぐらいでも、これなら年利100%近いですw


そこを証拠金一杯、例えば、10万ドルとか買っていますと、
儲けがこの10倍なので、年利1,000%も夢ではないですが、
その辺は、自己責任で^^;