ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/)

スルーも検討していたのですが、
10年来のネット知人(?)が、この映画を今日、おかんと見に行くと言い出し、
「え?意外と注目作?」と逆煽りを食らう事になって、結局、筆者も本日、一人で見に行きました。


因みに、そうは言っても、レイトショーでいいかと思っていたのですが。
ただ、上映時間が2時間47分らしく、恒例のOSシネマズミント神戸だと、20時始まりで23時終わり。
って事は、晩御飯が19時頃…は、少し早いし、夕方がせわしない、という事で、
急きょ、その前の回を攻めようとしてみたところ、
16時過ぎに、「その前の回」というのが16時40分からと知り(ぇ


2,3分で身支度をして、慌ててOSシネマズミント神戸に行きましたが、
バレンタインデー効果もあってか、「×」という無情な空席状況。


で、結局、元の木阿弥でレイトショー…も少し癪だという事で、
幸い、三ノ宮は、神戸国際松竹でも上映があり、そちらに行ってみたところ、
18時30分の回に空席があり、それで見てくる、という数奇な鑑賞になりました。


閑話休題
内容は、
老人として生まれてきたベンジャミンの、
(肉体的に)若返りながら、(普通に)齢を重ねる一生。


もっとも、その数奇な人生を、奇妙奇天烈に描いた映画ではなく、
どちらかといえば、或る女性との、長い長い愛の物語。


どんどん若返るというのは、数奇な話ですが、
劇的なシーンはそう多くなく、むしろ、内容はどちらかといえば地味。
ただ、描写が丁寧で、(筆者は)すんなり理解でき、
最初から最後まで、全く飽きる事無く、見ていられました。


しかも、色んな意味で、美しい映画で、
2時間46分という長さも、全く気にならず。
そういう意味では、見てよかった映画でした。


もっとも、上述のように、よくよく考えてみると、深い愛の話であり、
だからこそ、カップルがうようよで満席だった気がするのですが、






そこまで深く愛し合える人がいる事が羨ましい



を通り越し、



そういう幸せは、もはや来ることがないまま人生が終わるのだろう。


と思ってしまうと、かなり凹む映画、だともw