誰も守ってくれない (http://www.dare-mamo.jp/)
公開初日。
劇場版予告を見た時から気になっていた映画ですが、
何となく必死に初日を死守するテンションではなく、
家に引きこもってずるずると夜を迎えたところで、
10年来のネット友達が先に見に行って、よさげな感想を述べていたので、
更新ネタもないし、行ってくるか。
的に、急きょレイトショー。
因みに、いつもの、OSシネマズミント神戸です。
閑話休題。
内容は、
小学生姉妹殺人事件の容疑者として兄を逮捕された妹(中学生)が、
その後、警察によって、メディアの好奇の目から保護され、担当刑事と逃避行を繰り広げる感じ。
この映画は、そもそも、劇場版予告で見た志田未来が良くて、気になっていた訳ですが、
上映前にパンフレットを見て、
彼氏がいる。
という設定のくだりを読んで、
「ふざけるな」的に少しテンションダウンで上映に突入してしまったものの、
事前の期待は裏切られる事なく、全編に渡って、志田未来(の演技)が良かったです。
言うまでもなく、保護する刑事役の佐藤浩市も良く、
また、他の脇を固める俳優さんらも、皆、好演だったと思いますが、
やっぱり、花という点もあり、志田未来が全てを持って行った感じ。
しかも、容疑者の家族としての妹の、感情の移ろいを中心に描写しているだけあって、
表情を見てもらおうと、
志田未来のアップがキまくる
映画で、別の楽しみも(ぇ
もっとも、筆者的には、
志田未来は確かに可愛く見えるが、
この年齢は、間違いなく恋愛対象外
というのを、映画を見ながら、痛感してしまいました(爆)。
話はそれましたが、
というか、いつの間にか、志田未来連呼状態になっていますが、
志田未来を抜きにしても、良かったと思います。
ただ、題材のスケールが大きすぎるため、
むしろ、映画として、約2時間に収めた事を、残念に感じる部分もありました。
というか、これはこれで一つの回答として正しく、
だからこそ、「犯人の妹」の感情の移ろいも伝わってくる作品になったと思うのですが、
色んな人が色んな立場で「事件」に絡まっているのが現実であり、
その色んな人の色んな立場が、相互に干渉し合って、感情が移ろっていく部分もあると思うのです。
が、妹(と刑事)をクローズアップするあまり、その大部分が切り捨てられていて、
父親とか、現実には大事な位置づけのはずなのに、
或る種のチョイ役に収まってしまった人が多々出ていたのが、
「もったいない」
と思いました。
という訳で、そのスピンオフ的に「誰も守れない」というドラマを本日放映していたっぽく思うのですが、
レイトショーなので当然スルー。
帰ってきたら、丁度終わった直後で、来週の「アルマゲドン」の予告などしてましたw