「なにわ七幸」を元旦1日で回り切る。

その存在に気付いて以来、筆者は、例年この七幸を軸に初詣ツアーを敢行していますが、例年は、いつも「五幸」どまり。


既に元旦に報告済みですが、七幸を回りきったのは、今年が初めてです。
もっとも、途中で「今年は行ける?」と思い始めて、衝動的に回りきったのが正直なところであり、回った後の感想としては、


もう少しスマートな回り方がある。


といったところ。
という訳で、筆者自身の来年に備え、
本日は、この七幸巡りを考察します。

「なにわ七幸」とは?

該当するところに行くと、必ず説明がありますが、
筆者が今年回った順で並べますと、以下の七つの神社とお寺を指しているようです。

尚、この七幸は、本来は必ずしも一日で回るべきものではなく、
堪能する為には、むしろ、来訪は、日を分けた方が好ましいかと思います。


そもそも、今宮戎などは正月三ヶ日よりも、その後の十日戎の方が盛り上がりますし、
また、各所では、「七幸祭り」というのが順繰りに開催されていたりしますので。

元旦1日で回るに際しての留意点

「元旦」特有の事情と「1日で回る」為に発生する問題と双方ありますが、
筆者が毎年回りながら、感じるのは、以下の3点です。

なお、因みに、元旦当日の行事関連は、公式HP記載ベースだと以下の通り。

  • 今宮戎神社:午前0時から干支絵馬を無料授与
  • 大阪天満宮:午前0時から2時まで白酒授与
  • 大念佛寺:午前5時から修正会(一般非公開?)
  • 四天王寺:中心伽藍・宝物館の拝観受付が午前8時30分から午後3時40分までで、本坊庭園の拝観受付が午前10時から午後3時30分まで

廻り順に関する考察

まずは、ルートの結論付けに必要なパズルのピースを思いつくままに並べます。

筆者推奨ルート

以上を考慮して、筆者が組み立てたのが以下のルートです。
因みに、梅田出発を想定。

1ヵ所目:太融寺

とりあえず、梅田出発だから。
そして、地下鉄谷町線東梅田駅が近く、その後の谷町線移動に繋ぎやすいのが理由。


因みに、近くにあるお初天神も、夕方よりは午前中の方が空いています。

2ヵ所目:大阪天満宮

谷町線で1駅移動し、南森町下車。
人出を避けて、できるだけ早いうちに回り切る感じで。

3ヵ所目:四条畷神社

今年筆者が最後に持ってきた四条畷神社は、筆者の結論としては、むしろ3ヵ所目がベター。
大阪天満宮から、JRで一直線です。
そして、できるだけ体力があるうちに回り切るべき。

4ヵ所目:大念佛寺

四条畷神社までは鉄板ルートと思いますが、意外とその後が繋がりません。


わからないながら、ここでは、次に大念佛寺をもってきたいと思います。
移動としては、交通費を節約するなら、大阪天満宮に戻った後、南森町から谷町線で、南下。
駅からの距離を勘案すると、むしろ、少し余計に交通費を払って、京橋乗り換えでJRにて平野まで出るのも手かと。

5ヵ所目:四天王寺

大念佛寺の後は、谷町線で北上します。
最終的には、出発時刻と、各所での参拝所要時間次第ですが、
5ヵ所目でも、おそらく有料拝観の受付時間内にたどり着けるかと。

6ヵ所目:今宮戎神社

谷町線ラインの参拝を完了し、残るは堺筋線ライン。
ここでどう動くかが、少し悩ましいですが、
筆者の結論としては、ここは、


通天閣を目指して歩く


のが意外と、良いのではないかと思います。
逆に、今宮戎にしても住吉大社にしても、四天王寺から、バカ正直に電車で移動しようとすると、少し回りくどいルートになります。


確かに、少し歩く気がしますが、四天王寺から天王寺駅に出るのに比べれば、そう大差はない印象。

7ヵ所目:住吉大社

最後は、地下鉄恵美須町駅から、堺筋線天下茶屋に出た後、南海電鉄住吉大社


最後に持ってくる事で、おそらく夕方の参拝になり、
夕方は筆者未体験ながら、相当混むような気がしますが、
既に後がないので、ゆっくり回って可。


住吉大社は、他所に比べて圧倒的に広い気がするので、
却って、時間を気にせず参拝できるように、いっそ、最後に回した方がいい気がします。


因みに参拝後は、南海電鉄で難波まで、また、阪堺電気軌道なら天王寺まで、それぞれダイレクトに戻れて、その後の帰路に繋げやすいのも、最後ならではのメリットです。