FXのススメ

通貨ペアの話

中長期運用と短期運用の話をともに終えてしまったところで、
FXの話題もそろそろネタを使い尽くした感がありますが、







ここでFX話を終えると、本格的に今日の更新ネタがない


という、単純明快な理由によって、更にもう少しFX話。
で、本日は、超個人的な通貨ペア考察など。

USD/JPY

■特徴

  • スプレッドが小さい(業者によっては1銭)
  • スワップが小さめ
  • 1日の値動きが割と安定している(大体2円幅ぐらい)

いわゆる、ドル/円ですが、
目玉は、やはりスプレッドが小さい事。これに尽きます。
特にスプレッド1銭固定業者であれば、勝つ事自身は比較的容易。


もっとも、円高が進む昨今ですら、ざっと見ている感じでは、1日の値動きが約2円幅ぐらいに収まっている事が多く、デイトレードで巨額の利益を得るのは、少し難しめ。
また、スワップが小さいので、中長期運用も、利率的には他の通貨ペアに比べて見劣りします。


従って、無茶をせずに投資している分には、大きく負ける事もないものの、
利益率を確保するには、
超短期運用で取引回数を増やすとか、一度に多額を動かす事で利益を増幅させるとか、
リスクを踏まえた工夫が少し要ります。

GBP/JPY

■特徴

  • スワップ
  • 値動きが割と大きめ(日に6円ぐらい軽く動く)

いわゆる英ポンド/円ですが、少しトレードした印象では、




毎日がスリル


という感じ(ぇ


スワップが比較的高額なので、中長期運用もアリと思いそうになりますが、
実際には、最高値と最安値の差額が5円、6円になる日が日常茶飯事。
わずか1時間の間でも、1円近く変動している事が、時々あります。


1万通貨だけ購入しても、買値から5円上がったところで売れば5万円の儲けになる一方で、
5円下がったところで売ると5万円の損失^^;


とても怖くて保持し続けられません。


従って、GBP/JPYで儲けるには、値動きをしっかりと予想して、極力、底値付近で買い、長く保持せず、短期で売り抜く戦略が好ましく思います。
逆に言うと、底値付近で買ってさえいれば、
後は適当な額の指値決済をしておく事で、ウハウハも夢ではなし。


まさにハイリスク・ハイリターン。
もっとも、最近は、明け方、NY市場が終わる頃に低迷し、昼間の日本市場で上がる、というパターンが非常に多いので、朝買って昼間売る…を機械的にこなすだけで、不安になるほど、安定的に利益が出てしまう事もあります(爆)。

AUD/JPY, NZD/JPY

■特徴

オーストラリアドルニュージーランドドルは、
やはり高スワップに尽きます。
しかも、通常、ユーロやポンドが1通貨あたり100円以上するのに対して、
オーストラリアドルニュージーランドドルは、1通貨あたり100円未満。
今だと50円〜70円台。
スワップが見劣りしない上に投資額が少なくて済む…というのは、とてもお手頃です。


例えば南アのランドなどは、もっと通貨が安く、1ランド=10円程度ですが、
安いと安いなりに、値動きの影響が(比率的に)大きい、という問題があります。
(1通貨=100円が101円になるのと、1通貨=10円が11円になるのでは、影響の程度が10倍違う、という話)


従って、筆者的には、このあたりの通貨ペアが、中長期運用の第一選択肢にお勧め的。