FXのススメ

超我流短期運用指南

一昨日の夜、うっかり沢山持って寝てしまったところ、昨朝、起きて全面円高に愕然。
しかも、見た事のない含み損の桁に驚いてしまい、動揺して、回復を待てずに、そのまま、その場で損失確定(自爆)。
そして、今週は割と儲けが出ていたにもかかわらず、その行為によって、一転して赤字w





何とかこらえて、夜まで持ち続ければ、逆に利益すら出せて売り抜けたのに…(遠い目)。


とまぁ、そんな感じで、利益と損失の狭間を行き来する取引しかできていない筆者の「指南」にどの程度の有用性があるのかは不明ですが、自戒の念も込めて、本日は、最近熱い、短期運用の戦略について、書き記してみます。

基本的な考え方

安く買って高く売る。

(売りから入る場合は、当然逆で、高く売って安く買う、です)


短期運用の場合は、これしかありません。
逆に言いますと、どんな工夫を織り交ぜても「高く買って安く売っている」ようでは、
黒字が期待できません。
結局は、市場予測が全てです。


が、こればかりは、自分で体得するしかない気がします。
というか、100人が100人とも同じ市場予測をしていると、そもそも皆同じ売り買いなので、売買自身が成立しません^^;

コツ1:手数料の安い業者を選ぶ

「コツ」というべき事柄なのか、少し謎ですが、
短期運用の場合は、回数をこなしてナンボなところがあり、
この手数料が馬鹿になりません。


また、それ以前の問題として、スプレッド(売値と買値の差)が小さいと、非常に有利です。


例えば、USD/JPYの取引では、往々にして、スプレッド1銭固定な業者がありますが、
これなら極端な話、2銭上昇するだけで、利益確定。


とにかく手数料の安い業者。これです。

コツ2:欲張らない

筆者が負ける時は、大体、これが出来ていない時なので大きな事は言えませんが、
短期運用の場合、「勝つ」事に限れば、これが重要です。


というか、調子が良い(?)時は、一晩で数万円の利益も普通に出ますが、
やりすぎて、その直後に、利益が全て吹っ飛ぶケースの多いこと^^;


以下、根拠ですが、まず、運用効率の観点から言いますと、
1日1万円の儲けは、週5日で5万円、月4週で20万円、1年12か月で約240万円です。
1日わずか2,000円の儲けでも、週5日で1万円、月4週で4万円、1年12か月で約50万円。


FXだけで生活するつもりならともかく、
副収入…の位置づけなら、年50万円儲けたとしても、大概、銀行の利息よりお得です。
そもそも年20万円以上稼いだ時点で、確定申告行きだし、用意額が50万円なら1年で2倍という話でもあるし。
…一体どれだけ儲けようというのでしょうか?(ぇ


次に、筆者の経験則によりますと、大きな利益を得るためには、

  1. 多額投資する事で、少しの為替変動でも、大きな利益とする
  2. 投資額を抑えつつも、大きな為替変動によって、大きな利益を得る
  3. 少ない投資額で少ない為替変動ながら、回数をこなす事で利益を大きくする

のいずれかになりますが、
1は、言うまでもなく、大きな損失の可能性が絶えずつきまとい、

2も、持ちづづける時間が増える事から、最近のような金融不安時にはリスクが比較的大きめですし、意外と為替が安定してしまうと、それは短期運用ではなく、ただの中長期運用になってしまいます。それ自体は悪い事ではありませんが、「想定外」の事をしている時は、「想定外」の結果になる可能性が膨らむものです。

従い、特に初心者は経験を積む意味もあり、3を中心に考えるケースが多いと思うのですが、
1日に何時間も取引すると、必ずトレンド変化にぶち当たります。
言うまでもなく、このトレンド変化が織り込めていない取引は、その時点で、負けが確定。
変化が大きければ大きいほど損失も大きくなるわけで、それを避けるには、トレンドが変わらないうちに取引を終える、即ち、取引回数をむやみやたらに増やさないのが重要に思います。


そして最後に、そもそも何時間も取引をしていると、儲けで調子に乗ったり、集中力が切れたりして、判断が甘くなりやすいですw


因みに、例示した日2,000円の儲けですが、
これ自身は、よくよく考えてみると、スプレッド1銭固定のUSD/JPYで、5万通貨にて5銭変動、10万通貨にて3銭変動で達成です。
500円×4で行くならば、5万通貨運用にて2銭変動の取引を4回とか。
買った後で、2銭上昇すらできずに下降する一方というのは、トレンドを見誤らない限りあり得ない話なので、期待利益を低くとれば、相当ドジな人でない限り、本来、誰でも黒字になります。

コツ3:分からない時は買わない

元本保証がされない投資全般に言える事ですが、
勝つ確率を上げるためには、勝てるシナリオを持っている必要があります。
「よくわからないけど」では、ただの博打。


24時間いつでも取引可能な訳ですし、
別に、わからない時まで取引する必要はありません。

コツ4:時間管理をする

日本市場が時間外でも、欧米市場が時間内であれば取引自体が成立するので、
通常、FXは平日24時間いつでも投資出来る訳ですが、
この「時差」は、よく把握しておくのが「負けない」為に必要っぽいです。


というか、筆者経験では、ヨーロッパとアメリカの開場/閉場前後は、比較的値動きが激しい事が多く、
夢中になって、これを考慮せずにそれらの時間に突入してしまうと、当然、為替変動が考慮外の動きになります。
いい時は、利益が増幅されますが、悪い時は損失が増幅。博打です。
覚悟の上で臨むか、覚悟せずにこれらの時間帯は投資を回避するか、
いずれにしても、よく、時間を把握しておくことが重要です。

コツ5:スワップ(金利差)がマイナスで日をまたがない

コツというか、単純にマイナスでは、日をまたぐたびに、金利差のお金を取られる、という話。

コツ6:基本的には、週をまたいで持たない

わかってなくて先週、今週と2度もやってしまいましたが、
まず、通常、金曜日を保持して終えても土日分のスワップがつく訳ではないので、あまりメリットがありません。(その代わり、木曜日に2日分とかが付くようです。)
その一方で、土日の間に何があるか分からなかったり、何もなくても休日冷静に考える事で運用方針を変える人がいたりで、週明けに何があるか読めない…というのが、負け確度を上げる事になっています。


従って、短期運用なら、金曜日は売りきって終えるのがベストと思います。

コツ7:必ずロスカットをする

前述のように、FXで2,000円程度を儲ける事自体は、通常、割と簡単です。
従って、後は、大きく負ける可能性だけを否定できれば、トータルとしても、必ず儲かるという話になります。


大きく負けない為にはどうするか。
負けそうな時には勝負をしないとともに、
負けに気付いたら、負けが大きくなる前に、小さな負けで手を引く。
ただ、それだけの話です。


小さな負けなら、小さな勝ちですぐに取り返せますし。