こういう時の資産運用法。

正直なところ、運悪くリーマン・ショックの直前から財テクに目覚めた筆者の資産は、1か月前に比べて急激に目減りしています。
しかも、未だに回復の兆しがありません(爆)。


もっとも、100年に1度級の歴史的事態をモロに直撃することで、一気に知識が急増しました。


という訳で、本日は、そんな素人か玄人かよく分からない筆者が、筆者なりの考えに基づき、こういう金融不安時でも資産運用で勝つ方法を考察してみます。

株式投資

筆者的見解
仕込み時ではあるが、少し待ち。

まず、もっともポピュラーと思われる株ですが、最近は、世界全面株安で、国内外を問わず、ほとんどの銘柄について、株価が急落しています。
しかも、現金で持つのが一番安心とばかりに、なりふり構わず売っている人が多々出ている状況で、逆にいえば、必要以上に売られているともいえる状態です。


という訳で、「買い場」といえば「買い場」だとは思うのですが、買っても「上がる」見込みがなければ、それは、ただ持っているだけにすぎません。
逆に、「下がる」可能性があるのだとしたら、それは確率論的に、現金で持っているよりも、遥かにリスキーという話です。


また、所詮は、どさくさにまぎれて、それこそ火事場泥棒的に儲けようというコンセプトなのですから、先走り過ぎて損失が出るよりは、多少出遅れて儲けが減るぐらいの方が、分相応のように筆者は思います。


という訳で、上がる気配を感じるまでは、待ち。
無論、上がる気配が来れば、とにかく投資。

債券

筆者的見解
日本国債なら買ってもよいが、実際には買えない。

銀行が送り付けてきた商品案内によりますと、昨今のような景気後退局面では、債券が強いとされています。
また、筆者も、それは何となく理解できます。


ただ、実際には、個人で買える国債は、国内外を問わずして、タイムリーに買えるものがなさげに見受けます。
また、円高の進行不安がある現状、海外の国債を買うと、利回りを超えて円高が進む事で、むしろ損となる可能性があります。


という訳で、実質的にこれは無理。

(通常の)外貨預金

筆者的見解
様子見。

円高というのは、要するに、円が一番強いという事です。
従い、前述のように、利回りを超えて円高が進行する可能性があるうちは、虎穴に入って虎児を得るより親虎にかみ殺される確度の方が高いというものです。


円高が落ち着く事がわかれば、買える気もしますが…。

投資信託

筆者的見解
仕込み時かもしれないが、別のものを推奨。

投資信託というのは、結局“プロが”資産運用しているだけで、内実は、株であり、債券です。
従って、株も債券も買えない状況では、信託も買えないという話になります。


特に、株とは違ってタイムリーに売買が出来ないものが多いですし、何より信託投資は長期保有が好ましいものなので、「この局面で敢えて信託」というチョイスはない気がします。

FX(外国為替証拠金取引)

筆者的見解
デイトレード(短期決戦)ならアリ。

外貨預金もFXも「通貨の強弱や利回りの差異を利用して儲ける」というコンセプト自体は同じなのですが、
FXには、外貨預金にない「円を売る」という選択肢があります。
従って、上がるか下がるかさえ、読み誤らなければ、それで儲かるのですが、この仕組みが急進する円高と非常に相性良く思います。


また、金融状況が不安定なので、為替自身も激しく上下しており、差分が取りやすく、実際に、チョイ出の筆者すら、デイトレードが2戦2勝中。


という訳で、この状況でも、敢えて、がめつく資産を増やそうとするならば、FXのデイトレードが一番手堅い気がしています。


もっとも、「金融状況が不安定」というのは、「予想外の動きをする可能性がある」と同値な訳ですから、FXはFXでも、俗にいう「スワップ」という、金利差を利用して稼ぐ長期投資は、少し不安が高い気がします。あくまでもデイトレード推奨。要注意。