次郎長三国志 (http://www.jirocho-movie.jp/)

当初は「ウォンテッド」を見に行こうとしていたのですが、
今日は夕方在宅の必要があり、上映スケジュールを見ていると、時間的に「ウォンテッド」は、ちょっと微妙。
という訳で、惰性でこちらを見てきました。


因みに、恒例、三宮シネフェニックスでして、
今回から、ポイントカードが新しくなる予定でした。
が、いつもすんなりポイントカードがもらえないのでドキドキでしたところ、
受付に行くと、前の人がポイントカードの説明を受けている風で、
「あぁ、これなら渡されそびれることはないだろう」






…と思ったのですが、実際には、なぜか筆者には渡してくれない罠発動w
前の人がもらっているだけに、露骨な嫌がらせかとまで思ってしまい、
逆切れで、結局、また、新しいポイントカードは見送りとなりました。


閑話休題
内容は、幕末の渡世人としておなじみ(?)な、清水の次郎長の物語で、
映画では、大体、一人目の女房であるお蝶が死ぬあたりまで。


実は筆者、
昔、TVで何気に清水の次郎長の時代劇を見て以来、この話が割と好きでして、
大政、小政、森の石松、桶屋の鬼吉、大野の鶴吉、関東綱五郎、追分三五郎、法印大五郎…とまぁ、主な子分衆の名前はすらりと出てきます。
当然、話のあらすじも、おおよそ知った上であり、
話よりも、むしろキャスティングの方にすら醍醐味を覚える訳ですが、
実際には時間の都合上、各子分衆の出自はほとんど触れられないので、
何も知らずに見に行くと、そこの「こんな役に、こんな人を使ってる!」的な妙が伝わらず、「子分A」「子分B」と捉えて終わる可能性があるのが、残念なところでした。
(特に、関東綱五郎とかは、キャラが薄いw)


ちなみに、そのキャスティングですが、
清水の次郎長中井貴一)や黒駒の勝蔵(佐藤浩市)を始めとして、
各人自身は、あまり違和感を感じなかったのですが、











鈴木京香のお蝶は、演技力的には、全く申し分なく、むしろハマり役とすら思いましたが、
次郎長とべたべたしすぎるシーンは、年齢的に少し無理があり(爆)、
見ていて却って気恥しくなる


のが、少し閉口でした。
あぁいうのは、20代のノリだろうとw


話はそれましたが、内容自身は、痛快というよりは、
むしろお蝶が死ぬところが山場で、ホロリと泣かせる系。
子分衆の活躍シーンが少ないところは物足りなく思いましたが、
お蝶の死に際は、だいぶ時間を取って、泣かせるように作られていたので、
これはこれでありだと思いました。


ところで、余談ですが、劇場内は、「敬老の日割引とかある?」と思うぐらい、相当年齢層が高かったです(爆)。
ただ、よくよく考えてみると、
昔は、「清水の次郎長」に限らず、荒木又右衛門の「鍵屋の辻の決闘」や、新吾十番勝負のような講談系時代劇をこれでもかというぐらい、再放送していた気がしますが、最近は、あまりそういうのを見ないような…?


というか、新吾十番勝負とかは、知ってる人の方が少ない!?(汗
筆者自身も、新吾の話になると、記憶がおぼろげw