机上の空論気味な株式投資

株価が下がった時の対処法

米国がスゴイ事になっているようで、その煽りを受けて日本の株価も下降気味な今日この頃。


特に本日は多くの銘柄が続落していたようですが、前回、筆者が取り上げたカプコンは、それでも普通に株価を上げており、素人なりに面目躍如を保ったというところでしょうか。


閑話休題
実際には、筆者手持ちの銘柄でも、多くは株価が下がり気味で、トータルとしては赤字状態。
という訳で、身につまされる話的に、本日は、株価が下がった時の対処法を素人目線で整理してみます。

考えられる対処法

理屈上、投資家が取れる対応は3つしかありません。

  1. 売る
  2. 買う
  3. 様子見

株価が上がっても下がっても、出来ることは同じです。

売る

いわゆる「損切り」で、要するに、「肉を切らせて骨を断つ」手法。
被害が拡大する前に、最小限の被害で抑えるというのがコンセプトです。


以下、筆者私見
色々見ていますと、ほとんど全ての方が、損切りを推奨しています。
実際、「勝つ」事が出来なくても財産は減りませんが、「負ける」と財産が減りますので、「負けない」事が持つ意味は、非常に重要です。


ただ、いわゆる試合放棄なので、

  • 資金に余裕がある
  • (時期はともかく)株価が上昇する見込みがある

場合、敢えて最初から損切りに走る必要は無い気がします。
逆に言いますと、

  • 回収した資金を他の銘柄に再投資することで、てっとり早く利益が見込める
  • 企業の価値自身が低下しており、株価上昇が見込めない。

場合にこそ、実施すべき事柄であり、そう考えると、


そもそも損切りをせざるを得ないような買い方はしない


のが一番重要な気がします。

買う

嘘みたいな話ですが、逆に「買う」という手があります。
簡単には、1,200円で100株買った後、800円で100株買うと、平均1,000円が200株、という話。


俗には「ナンピン買い」というらしいですが、それはさておき。
当たり前の事ですが、投資が必要なので、資金が要ります。
その一方で、もし、株価が今より落ちれば、持ち株数が増える分、被害が増加します。
しかも、株価が上がって売り時になるまで、投資資金は回収できません。
従って、


資金と必ず株価が上がるという信念


の双方が必須であり、逆に言うと、どちらか又は双方が欠けている時は、買うべきではないと思います。
また、細かい話を言いますと、仮に買うとしても、せめて買い増し後の平均値程度まで株価が戻るのが前提であり、それを待てなければいけません。
そもそも、そこまですら上がることが見込めない場合は、結局赤字ですから、「株価が上がる見込みあり」と括っていいか謎で、むしろ損切りする方がいいような気がします。

様子見

決断できないと必然的にこれが続きますので(笑)、多くの場合はこれかもしれません。


が、以前述べましたように、恒常的な配当金や株主優待特典が期待できる場合は、そういう別の形で損失が補填されていく訳なので、場合によってはこういう選択もありだと思います。


ただ、いずれにしても、企業価値が回復する(=株価が上がる)事が前提です。
それが難しい場合は、配当金の減少や株主優待特典の消滅といった事態に繋がりかねませんので。。。

まとめ
  • 株価の回復が待てる → 様子見又はナンピン買い
    • 購入時に想定していた株価まで戻るなら、買い足す方が利益率が高くなります。
    • 回復するとしても購入価格にすら戻せないなら、様子見でも損失がなくなりません。
  • 株価の回復が待てない → 損切り
  • 資金が潤沢にある → ナンピン買い
  • 資金はそれなり → 様子見
  • 資金がない → 損切り(資金回収)