シロップを作る。

昨年、


果実酒を作る。


という話題を取り上げた事がありますが、
今年は、同じ要領で、


すももシロップ


を仕込みました。
で、本日、初めて、試飲してみたところで、この話題。
因みに、結論から言いますと、


意外と美味しくできた


気がするのですが、
だからと言って、今から筆者を真似て仕込むと、
仕上がりが、多分、8月半ば。
というか、約1か月かかる代物で、
結局、呑める頃には、夏が半分終わってますw


そういう意味では、ちょっと中途半端な記事になりますが、
予めご了承ください。

準備するもの

果実酒と同じですが、お酒ではなく、お酢を用意します。
具体的には、

  • ビン
  • 氷砂糖
  • お酢
  • すもも

という感じ。


お酢はなにがいいのかよく分かりませんが、
筆者宅では、米酢しか手元になかったので、米酢です。


氷砂糖とお酢とすももの分量も、よく分かりません。
筆者は、
すもも1kg, 氷砂糖1kg, お酢150mL
で仕込みましたが、途中で、トラぶりました(謎)。


ただまぁ、すももと氷砂糖は等量使うのが鉄板で、
後は、好みに合わせて、お酢を100〜300mLあたりで調整するのがノーマルではないか、と。


ビンは、果実酒の場合と同じで、使う前に、よく洗ってよく乾燥させておきます。
ただ、果実酒とは違って、同じ果実量を使っても、液量が少ないので、
すもも1kgなら、2L瓶で十分な気がします(筆者は4L瓶を使用)。


因みに、
すももは、1パック約500gで298円。これを2つ。
氷砂糖は、1kgで399円。
お酢は家で余ってる米酢。
合わせて、ざっと1,000円ぐらいの出費でした。

仕込み

果実酒の場合と同じです。
良く洗って、良く水気を切ったすももを、氷砂糖と交互に並べて、最後にお酢を入れて、密栓。
すももの水切りをどう要領よくするか?にもよりますが、
実労働時間としては、1時間も要らん感じ。


注意事項としては、お酢を最後に入れる事。
お酢には殺菌効果があるので、まんべんなく、すももをお酢で湿らせておくのが、重要です。

熟成

最初の3日間ぐらいは、油断大敵です。
結論から言えば、ここで勝負が決まるといっても過言ではありません。


というか、カビや醗酵にさえ気をつければ、失敗しないはずですが、
どちらも、あるとすれば、漬け始めの頃。


果実にまんべんなくお酢を回すのと、
できるだけ早く砂糖が溶けるようにする、
(砂糖濃度が高くなると、却ってカビも醗酵もしにくくなります)
という意味で、最初の2,3日は、欠かさずゆすること、推奨です。


尚、「醗酵」というのは、果実酒にはないトラブルですが、
これは、要するに、アルコールができるというもので、
顕著になると、泡立ちが見られるようになります。
というか、何もしてないのに、泡立っていたら、ちょっとヤバいです。


筆者宅でも、2日目ぐらいに、泡立ちが見られ、ごっついびっくりしましたが、
少々の泡立ちなら、お酢の追加でリカバーできます。
「醗酵」といっても、所詮、微生物の仕業なので、
お酢が微生物を殺菌すれば、それ以上は進みません。


ただ、癌と同じで早期発見が重要。
放置プレイが行きすぎると、多少のお酢では殺菌しきれないというか、
殺菌しきるまでお酢を足すと、味のバランスが大きく崩れて、別の意味で大失敗(苦笑)。


こういう場合は、最終奥義的に、
土鍋やホーロー鍋にシロップを入れて(お酢が酸性なので、アルミやステンの鍋は避けるべき)、
軽く一煮立ちさせて、熱殺菌する事により、リカバーするそうです。
がまぁ、面倒なので、できればそういう事は避けたい感じ。


閑話休題
そんなこんなで、3週間ぐらいすると、飲めるようになります(多分)が、
水で割って試飲してみた感じでは、あっさりサワー。
夏には、とてもイイ感じです(煽)。

保存

しなびた実(と種)を取り出して、そのまま上澄みを冷蔵庫に入れています。筆者は。
ただ、あちこち見た感じでは、保存前に、軽く熱殺菌しておく方が良い模様。