新開地〜西元町界隈から大阪への通勤事情。

オフィシャルブログでは報告済みなので、筆者フリークな方は既にご存知かもしれませんが、
実は、筆者、この夏に人事異動があり、先週半ばから、勤務地が大阪に変わっています。


で、それに伴って、定期券を新しくする事になったわけですが、
神戸〜大阪間というのは、

と3社が共存しており、この選択が、思っていた以上に奥深い、という事が分かりました。


そこで本日は、中でも一番奥が深い、神戸(or高速神戸)界隈に住んでいる人のケースについて、
筆者の考察結果を記載しておきます。

前提

  • 神戸側の自宅最寄駅としては、以下が対象。
  • 大阪側は、梅田/大阪で考える。
  • 交通費は全額支給。
    • でないと、一番安い経路しかありえないしw
  • 通勤時は、1路線のみ使用。例えば、JRを選択したらJRのみ。三ノ宮で阪急に乗り換えて…とかはしない。

6カ月定期での交通費比較(本日現在)

JR
  • 神戸〜大阪間:\57,450
  • 元町〜大阪間:\57,450
阪急
阪神
  • [新開地/高速神戸/西元町]〜梅田間:\91,600
  • 元町〜梅田間:\67,400

基本的には、JRが一番安いです。
従って、予算が限られている場合は、JR一択。
ただ、神戸も元町も、値段が変わらないので、元町寄りに住んでいても、神戸からで買うといい気がします。ハーバーランドとか行く事もあると思うし。


一方、阪急/阪神の場合、阪神元町駅まで普通に出られる住まいなら「元町〜梅田」で買う事もありえますが、基本的には「新開地〜梅田」で定期を買っておけ、という感じ。
ただ、後述予定ですが、同じ「新開地〜梅田」でも、阪急で買うか、阪神で買うかは、えらい違いがあります。

朝の混雑状況(無論、時間帯にもよりますが…)

JR
  • 新快速は最速で、神戸から大阪まで約25分。でも、既に明石とかから乗ってる人がいますし、激混みです。神戸や三ノ宮から乗って座れる可能性は、だいぶ低目。
  • 快速だと神戸〜大阪で30分ちょい。新快速よりは、すいていそうですが、これも座れるかといえば、確実性には不安あり。
  • 普通に乗ればさすがに座れると思いますが、乗っている場合じゃないでしょうw
阪急
  • 特急は、新開地始発がありますので、まぁ、普通に座れる気がします。因みに新開地〜梅田は36分という話。
  • この時点で、急行や普通にする意味はゼロ。
阪神
  • 直通特急という、姫路から来てるやつは、JRと同じ理由で、だいぶ混んでいます。座れるとすれば三宮からですが、微妙。しかも、新開地〜梅田が40分ぐらい。
  • 三宮始発の区間特急というのがあり、これに乗れば、三宮からは確実に座れるはずですが、当然、三宮以西から乗れば、三宮での乗り換えが必須です。
    直通特急なら乗り換えずに大阪まで出られる、新開地、高速神戸、元町の人的には、複雑な気分で間違いなし。
  • その他。急行は三宮から座れる率が高いですが、大阪まで50分ぐらいかかったような気が。ちょっとありえないです。

梅田/大阪と言っても、勤務地がどこかで、大きな違いがあり、中津寄りなら阪急梅田駅が近いですけど、堂島あたりになってくると、阪神/JRが有利で、阪急はだいぶ不利。
そーいうあたりも加味しないと、一概な事は言えませんが、単に座る、という事だけでいえば、阪急が比較的良さげです。


一方、スピードでいえば、確実にJR。
座る事を諦めて、とにかく立ってる時間を短くする…なら、逆に、JRが一番です。

夜の混雑状況

JR
  • 新快速、快速、いずれにしても、座れるかどうか、非常に微妙です。
阪急/阪神
  • 梅田が始発駅なので、最悪1本待てば、確実に座ることが可能です。

言うまでもなく、圧倒的に、阪急・阪神が楽です。

路線関連(用語的には誤ってそうですがw)

JR
  • 特に新幹線との連携が強力です。
    大阪市内発着の新幹線回数券なら、定期と組み合わせる事で、乗り換え1回、追加費用ゼロで神戸まで帰ってこられます。
阪急
阪神
  • もうすぐ、難波まで繋がるようになります。尼崎〜難波がいくらになるか、よくわかりませんが、梅田経由で地下鉄よりは、有利かもしれません。

筆者のように、しばしば遠征する人的には、JRが有利です。
阪急/阪神の場合、新大阪との往復は、片道\380(確か)払ってJRで動くか、出費をしない代わりに乗り換えを1回増やすか、という話になりますから。


一方、近場、京阪神内での移動は、阪急/阪神にも部があり、ミナミが多いなら阪神、京都・宝塚方面に行く機会が多いなら阪急も割と使える感じ。

その他特殊事情

阪急/阪神
  • 磁気定期券の場合、阪急・阪神、いずれで定期を買っても、新開地、高速神戸、西元町、元町、花隈、三宮、梅田は、相互利用が可能。

阪急・阪神は、少し特殊な状況になっています。
で、これが今までの話を全てひっくり返すほどに、奥深いです。


例えば、
定期券は阪神で買って、普段は、阪急で通勤。
で、甲子園に野球を見に行く時は阪神を使う…というのが全然アリになっています。


逆に、
会社が中之島で、実家が北千里…とか言う人は、阪急で定期を買って、普段は歩く距離を減らす為に阪神で通勤し、実家に帰るときだけ阪急、という使い方もアリ。


要するに、阪急と阪神のどちらで定期を買うかは、日頃、座れるかどうか?とは全く関係なく、
むしろ、途中下車や乗り越しの頻度の方が、だいぶ重要なファクターになっています。

結論

  • 通勤で座る気がない人は、JR。
  • 通勤で座りたい人は、できるだけ阪急を使う。
    • ただし、定期自身を阪急で買うか、阪神で買うかは、個人事情に大きく依存する。