世界樹の迷宮

世界樹の迷宮(特典無し)

世界樹の迷宮(特典無し)

ジャンル

3DRPG。

ゲームの概要

9つのジョブから5人を選んでパーティを組み、迷宮を攻略する、普通のRPGです。
ストーリーはよく分かりません(キッパリ)。
というか、あまり意味を感じず、読み飛ばしました(ぇ
でも、全く支障を感じていませんので、たぶん、その程度ですw

購入の動機

世界樹の迷宮II」が気になりはじめ、まずは前作からだろう、と。

個人的な感想

ATARIが通好みのマシンであったようなRPGの黎明期、


RPGといえば、WizardryUltima


だったのは有名な話かと思いますが、
「え?Might & Magicも挙げない?」とか、そういうマニアックなコメントはご遠慮ください。


このゲームはそれでいくと、間違いなくWizardryタイプです。


閑話休題
個人的には比較的満足していますが、全体的にクセが多い印象で、
良く言われている事のようですが、


「人を選ぶ」


ゲームな気がします。
という訳で、とりあえず、ショートケーキのイチゴは後に残し、
先に、ダメぽに感じた所から列挙します。
それがダメという人にはそもそも向かないのでw


まず、途中の中断セーブが出来ないのが問題。
迷宮内にもセーブポイントがあるようなのですが、そこか街以外はセーブ不可能。
ちょっと一休みな時はスリープモードにしておけばいい、という発想だったのではないかと思いますが、
スリープモードで中断していると、別のゲームに変えられませんw


携帯ゲーム機は、ちょっとした空き時間でもゲーム出来るところに良さがある訳で、
開発者の思想に少し疑問を感じます。


次に、操作性・マニュアル、いずれも、全体的にかゆいところに手が届いていない、不親切な作りなのが気になりました。


例えば、アイテムの売買では、装備可能なジョブが一文字で記されているのですが、
いきなり、「パ」とか「バ」とか書かれても、すぐには理解できませんw
因みにパはパラディン、バはバード。


また、能力強化はスキル制で、上位スキルの習得には下位スキルをある程度延ばすのが条件になっていたりしますが、
スキルツリーがわかりにくい上、スキルにポイントを注いで強化した際の効果が、更に輪をかけてわかりにくく。
各スキルとも10までポイントをつぎ込めるのですが、
「5止めでも十分」とかは、攻略サイト・攻略本を見ない限り、実際に人柱してみないと分からない範疇でしょう(笑)。
そして、そういう手探りな遊び方だと、1周目のキャラ育成はほとんど運頼みです。


というか、セーブポイントが1つしかないので、
スキル育成で、「あ、しまった」と思っても、後の祭り。
更に、セーブしてから試行錯誤してみようとすると、冒険途中でレベルアップしても、
必ず、スキル振りの為に、一旦、冒険を中断する事になります(汗)。


後は、些細な事ですが、個人的にはキャラクター名、ギルド名の文字数がちょっと少ない、気がしました。
しかも、「あいうえお」のソフトキーボードは、並びが左右、逆な気が…(遠い目)。


一方、ゲームバランスはやや謎ですが、システム自体は、割と面白いものがあります。
まず、このゲームの特徴となっている、マッピング
因みに、邦訳は「地図作り」であって、先週末の筆者のように、「まっぴぃしている」ではありません。念のため。


上画面の迷宮を見ながら、下画面にタッチペンを使って自分で迷宮を描いていくのですが、
扉やトラップ、宝箱の位置を書けるどころか、メモすら書いておけるので、結構面白いです。


後は、フラグが立つ条件が全く把握できないながらも、
迷宮で見つけた素材をお店に売る事で初めて強力な装備が店頭に並び始めるシステムも、
意外と、次は何が増えるのかとわくわくします。


また、モンスター図鑑、素材図鑑があったり、
引退する事で、能力値が向上した2代目キャラにシフトできるなど、
やりこみ要素が比較的あるのも、ポイントといえばポイントです。
もっとも、筆者の場合は、やりこむ前に「II」に入ると思いますが…^^;
ただ、これらの図鑑は、冒険中には参照できず、街でしか見られないなのが、また不親切(笑)。


という訳で、全体的に、
とにかく「習うより慣れろ」的に、手探りで試行錯誤するのが苦にならない人には、それなりだと思うのですが、
とにかく面倒が苦手でお手軽に、という人には、やや向かないゲームになっていると感じました。