祇園精舎の鐘の声

調べによると前回は1ヶ月以上前ですが、
それなら、月一連載でいいじゃないかと開き直り、なんとなく続けておきます。


というか、続きをするには、ナガサワさんが居なくなった、今しかないと(ぇ

浮気の話

いわゆる、アイドルファンの挙動を、
独断と偏見に満ちた超個人的見解を交えて解析するこの企画。
前回までは、気分が高まっていく過程の話でしたが、
いよいよ下り坂に話を移します。


もっとも、この下り坂、結論から言うと、急転直下なケースが多く、
坂道を下り終わると、次のネタが無く企画終了…という可能性も(早ッ)。


ただ、唯一の救い(?)は、坂道の下り方に多種多様なケースがあるという事。
のらりくらりと解析すれば、これだけで3回ぐらいのネタにはなりそうです。


閑話休題
そんな内容をどうまとめるか、色々と思案しましたが、
結局、今日のところは、「浮気」というか「目移り」にテーマを絞ります。
といっても、それだけでも、色んな角度から話が書ける気がしますが…。


生まれて初めてアイドルの応援に走った時というのは、
往々にして、その人だけに夢中になると思います。
というか、いきなり、最初から、
安田美沙子もいいし、夏川純もいいし、熊田曜子も捨てがたいし、山本梓でもイイ!」
みたくなってしまう人は、たぶん居ないです。2人目、3人目の時はともかく。


居るとしたら、相当、欲求不満なのではないかと…(遠い目)。
そもそも、同時4人なんて、一体、どんなキッカケだったんだと、問い質したい。
あ、シブスタだっ!


いきなり話がそれましたが、始めはともかく、
最後まで1人のアイドルだけを応援して…というのも、筆者の周りを見ている限りでは、
これまた、可能性が低い話です。


筆者も、初めての人の時は、この人しか居ないという気分でいましたが、
今は、諸事情あるにせよ、なぜか、ナガサワさんのブログを解析する係になっています(爆)。


が、そうなるには、それなりの理由があります(筆者の場合に限らず)。
往々にして、アイドルの応援は、恋愛に例えられますし、
実際、恋愛気分でハマる人もいるのですが、
恋愛とは致命的に違う部分があります。


それは、


結婚のような明確なゴールがなく、

いつまでも理想を追求し続ける事が出来る


一方で、この世界に足を踏み入れる理由の多くが、


単なる理想の追求


にあるという事です。


中には違う人もいると思いますが、
多くの人は、どんなに熱心に、或るアイドルの応援をしていたとしても、
身近にイイ人が現れたとしたら、まず間違いなくそっちを取るでしょう。


これは逆に言えば、その段階で、応援しているアイドルが、
自分にとっての真のNo.1ではなく、No.1が空位になっている事を意味しています。


その為、身近でなくても、他に、より理想に近いアイドルが現れたら、
そちらに気持ちが流れるのは、当たり前です。
恋愛なら、結婚などの縛りが生じる事によって、他にいい人を見つけても、
そちらに流れる事が無いと思いますが…。
そもそも、なかなか、二股、三股できない…。


もっと言ってしまえば、No.1でなければ、No.2もNo.3も同じようなもの、
と気づいた時点で、アイドルが何人でも好きになってしまう可能性があります^^;


もっとも、可能性があると、必ずそうなる、は別の話です。
というか、それでも、キッカケがないと、そうはならないですし、
何より、理想に近くなる方向でしか目移りしないかといえば、そうでもないはずです。
実際、そうでないと、ナガサワさんとかは…(以下自粛)。


キッカケの話に移りますが、
アイドルファンになるキッカケが、ある日突然的なものであるように、
他のアイドルに目移りするキッカケも、やはり、ある日突然的なケースがほとんどだと思います。
というか、計画的に「明日から別の子を応援したいんで、適当な子を探そう」みたいなケースもないでしょう。


で、具体的にどういう事がキッカケ足り得るか、という話ですが、
例えば、実例をベースに、色々と脚色して並べると、以下のような感じかと。

  1. イベントに参加して、生で会うためには、毎回遠征。
    交通費が馬鹿にならず、それならそれで交通費の元を取ろうと、ついでに誰か別の人のイベントも様子を見に行ってみることに。
    すると、案外、これが良かった。
  2. お目当てのアイドルが出ているドラマを見ていたら、実はもっとぐっと来る子が居た。
  3. 知人が「ま●ぷる」「ま●ぷる」とうるさい。
    おかげで、どんな子だか興味が出てきて、調べてみたら、これ、いいんじゃない?と。
  4. というか、「ま●ぷる」の話題をすると喜ぶ知人を見ていると、もっと喜んでほしくて、自分も「ま●ぷる」行っとくか、と。
  5. 他のアイドルとの合同イベントで、初めて存在を知ったが、第一印象が良い人だった。
    そして、袖すりあうも多生の縁的に、興味がわいて、応援してあげたくなった。
  6. 知人に、別のアイドルのイベントに一緒に行かないかと誘われ、行ってみると、なるほど楽しかった。

他にも色々あるとは思いますが…。
ただ、どんなキッカケにせよ、悪気があってよそに行く人はほとんどおらず、
むしろ、博愛主義というか、愛が余っている事が原因なのでは?と思ったりします。


アイドル自身もファンの人も、
往々にして一人だけを見ているべきと思いがちで、
時には、「あの子もこの子も」という人を非国民や売国奴扱いする事があります。
実際、筆者も、初期の頃はonly oneが美しい姿だと思っていました。
また、利益確保の観点からは、only oneで居てもらえる方が、ずっと安泰です。


ただ、応援活動が恋愛では無い時点で、
別にそうある必要はない、と最近は思い始めています(進んで目移りする必要もないですが)。
そもそも、only oneになっても、相手がonly oneに思ってくれないのなら、不公平です(違)。
…は、さておき、人が人を好きになる気持ちというのは、
よほどの事がない限り、進んで自制するものでもない気がします。
強制的に諦めさせられることとかは、良くありますが…。


問題はむしろ、
話題に時と場所を選ぶとか、
そういうマナーの話ではないでしょうか。


因みに、ここだけの話ですが、
筆者とナガサワの馴れ初めは、1番が近く、
あずちゃんは5番が近い気がします(というか、ナガサワ目当てで見始めたハリケンジャーでは、全く気付かず、2番で無い事だけは確か)。