祇園精舎の鐘の声

素案自身は以前からあったものの、衝動的に始めてしまったこの企画。
一応、これで7回目になりますが、まだ方向性を定めきれずにいます(笑)。


というか、書きたい事、書いておくべき事は山のように思いつくのですが、
それを一本の線として、順番に並べる事が出来ないというか、なんというか。


という訳で、話が前後したり、飛んでしまうのは、御愛嬌という事で。
そもそも、執筆はあくまでも趣味であり、これで日銭を稼いでいる訳ではないので…。

頂点に立つという事

前回は、アイドルファンとしての活動に打ち込むあまり、
頂点または頂点付近に位置してしまう事自身について、でした。


が、この話は奥が深く、1回で終わってしまうのはもったいないので、
本日はその続きというか、補足というか。


そもそも、一言で「頂点」と言っても、
色んなパターンがあります。
少なくとも、
ジュノン・スーパーボーイ・コンテストが自薦他薦を問わないのと同じで、
この頂点も、自薦他薦は問いません(笑)。


ただ、自分で自分が頂点だというのは、
思ってはいても、特殊な事情がない限り、
公言するのを慎むこと、
だと筆者は思っています。


一例ですが、最近、
会社に例えた役職制を思い立ち、
その中で、「自分が会長」
と言っている現場に遭遇しましたが、


















馬鹿か、こいつは?
と読むや否や、間髪おかずに、素で思いました。
しかも、勝手に知人を宴会部長とか人事部長とかにエントリーした上で、


「残ってるのは、運転手とか(中略)ぐらい?」


と。














コレハ、カナリ、イタイ。


これは極端な例ですが、
そういう事を言われると、
そんな会社制度に入ろうち思うよりは、
むしろ、そういう感想が先立つ気がします(爆)。
ぃゃだって、会長に対して運転手って、明らかにシモベになれ、みたいじゃん…。


頂点に立ちたいと思う事自体が間違っている訳ではありません。
というか、頂点に立ちたいというのは、この界隈で生きる限り、
誰だって、少なからず思う事です。


問題は、
頂点には頂点のなすべき事があるにも関わらず、
それがわかってなくて、頂点を自負する事
です。


例えば、もし仮に筆者が突然、今までの挙動からは全く想像できない、


友理奈、好きだよ、友理奈ッ!


という妄言を言い始めて、そのまま、急遽、


今日から、友理奈大好きの会、会長になるッ!


と言っても、多分、今までの実績がゼロなので、誰も付いてきません(笑)。
それどころか、















あほか、こいつ?


と思われるのが関の山で、
さらに下手をすると、某副管理人に材木置場で襲われます(違)。


この例からも明らかのように、
言うのはタダなものの、
実績がないと、それは「何か言ってる」でしかなく、
何の意味もありません。
逆に言えば、実績があれば、
自分から言い出さずとも、周りが敬意を持って接してくれて、
自然と、頂点に押し上げられるものです(笑)。


因みに、余談ですが、
「自分が一番だ!」
みたく言う人は、往々にして、孤独な人、という傾向があるように思います。
そもそも、サウザーも、カーズも、孤独な人でした。
カーズは人ではないが…。



それは別段不思議なことではありません。
一つには、その強すぎる野望が、そもそも常人の感性とは相容れないから。
二つには、仮に頂点たるとしても、頂点自身がひとつであるが故、他人とはその苦悩を共有化できないから。
そして三つには、孤独であるが故に、人望が集まる頂点に憧れているのだから。。。。


話はそれましたが、
そんな頂点の役割とは何でしょうか。


思うに、それは、
できるだけ多くのファンが気持よく応援できる状況を作る事
に尽きると思います。


一言でいえば、それだけなのですが、
これもこれで、多くの話題を含みます。
で、それを書きだすと、どんどん長くなるばかりで、
話が発散していくという…笑。


まず、多くのファンというのは、
自分の応援するアイドルに人気が出る事を願っています。
が、その人気が出る為の要件としては、
アイドル当人の資質
だけではなく、
応援する環境
がありえます。


が、「どんな人でも好きになれる」という事は普通あり得ず、
どうしても、好悪が生じるものです。
一方、アイドルの応援活動では、
アイドル自身と接する機会よりも、
ファン同士で接する機会の方がどうしても多くなります。
よほどの事がない限り、これは避けて通れない問題で、
そんなファンの中に、
嫌な奴
がいると、応援のモチベーションにモロに響きます。


頂点を自負するやつの性格が最悪だと、なおさらです(キッパリ)。


極端な例は、親衛隊。


アイドルというのは、夢を売る仕事とよく言いますが、
それはある意味正しく、
そして、その夢の中の一つには、
「誰でも、こういう人と仲良くなれる」
というのも含まれています。


が、良くわからない親衛隊が出来ていて、
近寄るファンを遮る一方だとしたら、
邪眼で見つめられない限り、
そもそもそういう夢が見られないので、
応援のモチベーションが上がらないと思います。


だいぶ話がボンヤリしてきてしまいましたが、
色んな意味で、そういう頂点または頂点付近の人たちが、どういう挙動をするかは、
他の一般ピープルが応援する際の心地よさに直結しており、
そしてそれが、アイドル当人の人気を左右する一因に位置づけられている以上、
頂点たる人は、極力それに気配りすべきなのです。
逆にそれが出来ない人は、頂点たる資格がないとすら思います。


そう言うと、
頂点には頂点なりの重い責任があるという事で、
逆になりたくない役職、
と思ったりもする訳ですが、
実際問題として、なるべき人がならずに仕事を放り出すと、
これもこれで問題です。


必要悪、
という言葉まで使うべきなのかどうかわかりませんが、
仕切る人が居ないと駄目な場合というのが、往々にしてあるので。
そして逆に、そういう人がいる方が、
一般人は安心できるものです。
という訳で、早く帰ってきてください、家元ッ!


ただまぁ、国の政治と同じで、やはりバランスというのがあり、
仕切りが細かいと、それもそれで、反感を買う原因になり得ます(笑)。
また、そういう人がいること自身を反感に思う人も少なからずいるのが世の常なので…。


また、このバランスを取るという作業は、筆者の感覚では非常に難しく、
人間関係に疲れていて、この界隈に現実逃避している場合は、それが尚更で、
本当の意味で頂点に向いている人というのは、
そういうのがわかっていてか、かなり苦悩するのが常のように思いますし、
そもそも、自分が頂点だなんて、物のたとえであるにしても、
軽々しくは言いません(キッパリ)。
注:軽々しく、だけであり、例えば、不甲斐無い他のファンを叱咤激励する意味で自負する等、意図がある場合は、自分から言う事も十分ありえると思います。


さて、だいぶ長くなってきたので、今回はこの辺で、いったん話題を〆る方向で。