祇園精舎の鐘の声

正直なところ、このカテゴリーで、今、一番取り上げたくてうずうずしているのは、業界の変遷について、です。
が、順に話題を片付けていかないと、内容が散乱しすぎて、却って、何が何だか僕にはさっぱりわかんないやー((c)二階堂君)となってしまいますので、とりあえず、とっとと栄枯盛衰編を終わらせる方向で。

欠けたることの なしと思へば

前回は、生まれて初めて、イベントなるものに参加してみる時の話でした。


この辺は、結局のところ、人それぞれな部分が拭い去れない話であり、また、例外の無い事象自身が存在しない以上、「あくまでも、こういう事が多いと思う」という形でしか話を進められないのですが、往々にして、人は、初めてのイベントで、さらに気分が高まります。
仮に気分が高まらなかったとしても、大幅なマイナスにさえならなければ、費やしたものを回収する為に、「でも、もう少し様子を見よう。」と思い込む事が多々あるように思います。更に、場合によっては「十分じゃないから良くわからなかったのかも。もっとハマってみようか。」とまで(爆)。


よくわかりませんが、これは、なんとなく、初めて株に手を出す時の心理状況に似ているように思います(注:筆者は株をした事がありませんので、イメージです)。
即ち、儲けが出れば、そのままどっぷり株にはまり、損失が出ても、致命的でなければ「その分とり返さないと」と思い、やめられず、さらに(しばらく)手を出し続けてしまう…みたいな。


閑話休題


気分が更に高まると、どうなるのでしょうか。
結論から言うと、これが第二関門だと思います。


高まっても、高まっただけで、格別変化なし…という人もいるでしょう。
というか、そういう人は、大丈夫です(何が?)。


ただ、さらに一歩踏み出してみたくなる人は…素質ありという事で(爆)。


因みに、この場合に考えられる挙動というのは、

  • ファンサイトや公式HPの掲示板・チャットデビュー。
  • オフ会参加。
  • ファンサイト運営開始。
  • 更にイベント参加。

などなどですが、一部例外はあるものの、多くは「ファン同士のコミュニケーションを求める」行為や、「情報発信」行為に該当しています。


即ち、エコーズではありませんが、気になるアイドルについての情報収集に走るのをAct1に定義するならば、アイドルとの直接的な接触を求めるのがAct2。そして、同じ嗜好を持つ仲間を求めて、自分から積極的に情報や感情を発信するようになるのがAct3です。


そして、筆者の経験からすると、この段階が、ファン活動で一番面白い時期というか、一番刺激が多い時期だと思います。
初めて掲示板に書き込みをして、それに対して、別の人がコメントしてくれた時。
見よう見まねでHPを立ち上げた所で、お祝いしてもらえた時。
オフ会で意外と別の共通な趣味を持つ人を発見した時。
筆者未体験のものもありますが、色々と新しい刺激があり、毎日が新鮮なのがこの時期です。


逆に言うと、この時の気分をどれだけ維持できるか…が、ファン活動の盛衰のカギにもなっていると思うのですが、その後、月が欠けるあたりの話はまた後日という事で。