祇園精舎の鐘の声

なんでこんな連載名にしたんだと思いつつ。
でも、この企画において何を書こうかと、あれこれ考えている時の気分は、やっぱりすっかり平家の没落を語る琵琶法師。


因みに、雰囲気的にはこの企画、ツマラナイ派が多いみたいですが(笑)、今日は、これしか更新ネタがないので(爆)、引き続き第3回。
というか、このWPSに面白い企画なんて、ありえないし(キッパリ)。

第一の関門

前2回は前置き話という事で、いよいよ、栄枯盛衰編(なんだよ、それは…)に入ります。


アイドルファンになる可能性は誰にでもあり、それはまた、単に、そういう気分が生じるかどうかだけだ…というような話を前2回で行いました。
が、実際問題、ディープに足を突っ込んでしまう人と、そうでない人は居る訳で。


というか、テレビを見ていて「ぶっちぃ、キャワ☆」と思う人は、その辺にザラに居ると思いますが、その人全員が生ぶっちぃを体験している訳はなく、体験を切望している訳でもなく。
「会いたいけど、なかなか会えない」ので「そもそもそういう事を考え付かない」人もいるとは思いますが(例えば、八丈島の人…違)、やっぱり、「会う」とか「手紙を書く」とかいう、接触を求める所まで行っちゃう人は稀です。


でまぁ、一体、どこに違いがあるのかと、色々と考えてみる訳ですが。
結局のところ、やっぱり、そういう人のはじめの第一歩は、好奇心か恋心から入っているのが大半かな、と。
2人目、3人目の推し活動は違う事の方が多いと思いますが…笑。


2人目、3人目の話題はまた後日として、話を戻します。



そこに至るきっかけは、色々あると思います。
例えば、たまたま池袋サンシャインを通りかかったら、イベントをしているのを見かけてしまい、しかも、何気に見ていたら、キテしまい、ついつい握手会に並んでしまったとかも多分、あるでしょう。というか、そういうのも有り得ていないと、オープンスペースでイベントをする意味がありません(爆)。
ただ、通りがかりでそのままイベントを観覧…程度はともかく、そのまま握手まで行っちゃうのは、結局のところ、好奇心でも恋心でもいいんですが、衝動的欲求に負けたから、という気が。
逆に言うと、「でも、関係ない人だよね。」と妙に冷めた感覚で芸能人を見ているうちは、そういうディープな所まで行く事はありえない気がします。


で、その感覚逆転が生じるかどうかが、この界隈にどっぷり漬かるかどうかの、第一の関門かな、と。


因みに、余談ですが、この界隈、時々、妙に子供じみている人を見る事があります。
(そもそも子供を見る事もありますが、それは違う話題です)
が、この執筆の為に改めて色々と考えてみるに、結局の所、それは、衝動的欲求に敗れ易い人が第一の関門を越えやすい…という事の裏返しなのかも、と思います。


ただ、そう書くと、衝動的欲求に敗れる事が悪い事みたく聞こえますが、実際にはそうではなく。
例えば「好奇心旺盛」というのは、その事自体が悪なのではなく、むしろ、適度な「好奇心」があるからこそ、新しい発見や発明があって、文明が進歩している節もあります。


要するに、ただのバランスの問題で、たまたまバランスが崩れて悪い所がクローズアップされる結果なのだと思います。<子供じみた人


尚、そういう意味では、他山の石でもあり、筆者的にはむしろ「哀れだな…」という感覚なのですが、でも、本気で憐れむと、却って逆鱗に触れて粘着されたりするので、要注意です。
現状は、たぶん、触らぬ神に祟り無し。うまく付き合える自信のない人は、避けるのが無難。


って、何の話題にすりかわっているんだか。