DEATH NOTE the last name (http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/)

という訳で、公開初日を1日遅れてやっと見てきました、DEATH NOTE


内容は、週刊少年ジャンプで連載していた同名漫画の映画版で、6月にあった前編の続き。ミサミサの登場から1部の終わりまで、というところです。


とりあえず、一言。


戸田恵梨香の舞台挨拶を見たかった…(遠い目)。


まぁ、そうはいっても、戸田恵梨香が良い演技をしていたのは間違いないものの、いきなり戸田恵梨香のイベントに行ってしまうほど、戸田恵梨香に高まってしまう感じでもありませんでしたが。


閑話休題
公言されているように、ラストは原作とは違い、その為に、内容も微妙に原作とは違う流れになっています。
が、ほとんど話に無理を感じず、筆者的には、全然アリでした。むしろ、よくもここまで原作の雰囲気を残して、原作とは違うラストを作りこめたものだと感心。
感心といえば、前編は、エピソードをとにかくてんこ盛りにしてダイジェストを作ってしまった感が強かったのですが、後編ではエピソードを絞っていて、原作の、やるかやられるかのヒリヒリ感がだいぶ残せていると思いました。


ただ、惜しむらくは、これはこれで2時間半と長い映画ですが、もっとじっくりと見たかった部分が…。
例えば、筆者は原作を良く把握しているので全く問題なく話についていけましたが、DEATH NOTE初見の人が、ノートのルールを十分頭に叩き込めずに見ていたら、ちょっとしんどいかもしれない、と思いました。一応、冒頭には、この話のキモであるノートのルールの説明があるんですけど。
また、Lにしても、月にしても、推理が鋭すぎて(笑)、一般人に考える暇を与えずに解答だけがポンポン飛び出ている感が強く、漫画にはある“推理を楽しむ”という要素が、少し弱かった気がします。そういう意味では、松田君のボケた推理とかが挟まれて、一呼吸置く感じがもう少し有ると、もっと見やすいんだけど、と感じました。


後は、これだけ良く出来た作品なら、是非第2部も…と思うのですが、このラストでは、原作を踏襲する第2部は実質的に不可能…というのが惜しいところ。
もっとも、第2部は、登場人物の殆どが外人なので、邦画としては…笑。