先週末の楽園

先週末、浜松町でパラゴのイベントがありましたが、筆者は旧知との再会のため、その頃渋谷。
久々のパラゴを非常に楽しみにしていたのですが、結局、今回は欠席となりました。


という訳で、逆に、どうだったのかと色々調べていたところ。
なんだか、凄く物議を醸し出した出来事だったようで、驚きました。


所詮、筆者は、その場におらず、また、胸を張ってファンといえるほどの人でも無く。
そんな筆者が、いたずらに話題として取り上げる事は、逆に、野次馬を煽るだけの行為のようにも思えてしょうがないのですが、それでも、成り行きとはいえ、師匠に弟子入りしている以上、そして、筆者の見解・感想・意見が、何かの役に立てばと思い、一応、あちこちを見て、感じた事を書きとめておきます。

イベント自身の良否。

「良くないイベントだった。」という感想を多々みましたが、


筆者が思うに、美咲がソロで歌った事、今までに無い洋楽のダンスが見られた事を思えば、「パラゴの新しい可能性を見る事が出来た。」という意味で、参加した人は、間違いなく、負け組ではなく、勝ち組です。
いや、単に行かなかった筆者にとっては、「隣の花は赤い。」というだけかもしれないですが…。
ただ、参加した、ほぼ全ての人が、この2点は高く評価しているわけであり、もう少し、そういう勝ち組を誇る感想があっても良いものだと思いました。


逆に言うと、それを台無しにするほどの不満な事があったようであり、それは、大雑把に言うと、

  • 参加、及び、握手の為の出費額が大きい(或いは、割に合ってない印象が強い)。
  • パラゴの「DVDリリースイベント」と言いつつも、違うグループとの合同イベントだった(肩透かし感が強かった)。

の2点に問題が集約されているようなのですが。


筆者の見解としては、出費額の件については、イベント参加費が高いというよりも、単に、


DVDが高い。


というだけの話ではないかと。
そもそも、それを言い出すと、1BOX6,300円が相場なトレカでイベントをされた方が…(遠い目)。
しかも、その手のトレカイベントでは、サイン入りトレカの特典と握手が通例で、いくらCDを出している人のイベントであっても、歌を聴く事なんてありえませんし…。
更に言うと、山本梓なら、握手がギネスブックに申請してもおかしくないような光速回転なのに、それでもイベントが普通に成立しているわけですし(爆)。


要するに、これは、イベントの問題ではなくて、それ以前の問題であり、イベント前から(なんとなく)読めていた事で、イベント後にそれをとやかくいうのは寂しいだけ、という気が、筆者はしています。


一方、EXPGが出てきて、肩透かしを受けた人が非常に多いようですが、実際、これは筆者も現場に居たら、肩透かしを受けたと思います(爆)。
Girl's BOXも、興味ない感じのユニットが出てくると、辛い時間になりますから…。
が、季節が暑い夏である事を考えると、メンバーの体力面から、休憩時間、という意味合いで、その手の裏技を混ぜる必要があったのかもしれません。
もっとも、だからって、事前に告知をせずに、当日いきなり…は、やはり、事務所側の職務怠慢でしょうけど(爆)。

解散する?

多分、イベントがそれほど酷評すべきものでは無かった(高く評価すべき点もあった)、というのは、どこの馬の骨とも知れない筆者があれこれ事細かに解析して述べなくても、みな同様に(なんとなく)理解しているところだと思います。
むしろ、事務所の人の問題発言で頭にきて、イベントの内容に八つ当たりが飛んでいるフシが多々あると見受けました。


という訳で、その事務所の人の発言に話を移します。
まず、「この手のイベントは、もうしない。」とか「今までのファンを切り捨てる。」事を匂わせた発言から、「ひょっとしたら解散すらあるのでは?」と思っている人が少なからず居るようですが。



正直なところ、筆者は、「このままでは3年以内に自然消滅する。」と読んでいました(います)が、しかしながら、今、この時期の解散はありえないと考えます。


そもそも、解散というのは、何かの理由が必要となるわけですが。
例えば、「メンバー間の軋轢。」を理由に挙げるケースが多々ありますが、この7人でそういう軋轢があるとは考えにくいし、方向性の違いが出るほど、我が強すぎて困る人がまた居ないし(爆)。
むしろ、日記を見る限りでは、いつまでも7人で仲良くしていられたら…という雰囲気しか感じません。


或いは、学業のための休業というのも、よくある話ですが、今年でいうと、梨沙が高校受験であるものの、そんなのは、昨年、メンバーに決定した際にわかりきっていた話であり、今更、急に受験のため脱退…というのは考えにくいでしょう。
後は、師匠となたりんが高3だったと思いますが、師匠が大学に行くというのは失礼ながら…(以下自粛)。
まぁ、なたりんがイギリス留学で休業とか、これに準じる話として、リーダーがアメリカへダンス修行に行ってしまう、というのは考えられなくも無いのですが、なんにせよ、この手のケースは個人の進退で済む話で、「解散」なんて、物々しいことには直結しないでしょう(或るメンバーが居なくなったら、解散と同じぐらい衝撃を受ける人も居るとは思いますが、それは別の話という事で)。


尚、最終手段というか、なんというか、


クビ。


というケースは無いわけでなく、実際、今のセールスを見るに、これはありえるかもしれない、と思ったりはしますが、しかしながら、パラゴの場合、クビ=グループ解散という訳でもないはずです。
というか、そもそも、出自から考えると、クビになっても、ダンスが本当に好きなら、以前のように、大阪城公園とかのストリートで活動し続けてくれるはず、と思います。


なので、筆者の言葉には何の重みも無いと思いますが、解散は大丈夫です、多分。そもそも、解散は誰にも何のメリットもありません。

方向転換について。

ただまぁ、事務所の人の発言ではないですが、生き残るためには、方向転換は否めないでしょう。


というか、パラゴはグループが失敗なのではなく、また、メンバーが失敗者とも全く思いませんが、


利益を期待するプロジェクトとしてみると失敗。


というのは筆者も同感だったりします。
一番わかりやすい話は、


パラゴは現場で見てナンボ。


というのは、ファンの間で衆目一致する事と思いますが、これは逆に言うと、


CDを聞くだけでは良さが伝わりきらない。


という問題が内在しているという事。


かっこいいダンスが収録されたDVDがおまけにつけば、確かに、少しは良さが伝わるかもしれませんが、往々にして、シングルはDVDが付くと高くなります。
景気が回復しつつあるとはいえ、そのためだけに、余剰にお金を出すのは、(ファンではない)一般の人にとって、まだまだリスクが高い事であり、魅力を伝えきれないでセールスをあげるというのは、そもそも無理が大きいかと。


また、ツインボーカル+α、という構成では、CDだと、歌声があまり聴けない人も出てきますし。


逆に言えば、売り上げを伸ばすためには、今のスタイルではどうしても無理があるのです、確かに。

最後に。

もっとも、以前も書いた気がしますが、売り上げが伸びる事がパラゴにとっての幸せかどうかは、筆者には良くわかりません。


というか、メジャーデビュー後、こんなに早くアルバムを引っさげたツアーが出来て、ライブDVDも出せた事は、パラゴにとっての幸せで疑いないとは思いますが、


筆者が見た中で(見てないのは当然不明です)、一番、パラゴがパラゴらしく生き生きとしていたのは、何故か、周りに倣ったやり方で開催されたどのイベントやライブでもなく、自分たちのテリトリーでストリートパフォーマンスをしていた城天であったような気がしてしょうがありません。


その為、所詮は商売、事業なので、売り上げが伸びれば、更なる可能性が花開くことは疑いありませんが、そうある事が、メンバーにとっての喜びかどうかは、筆者にとって、良くわからない次第です。


この先、パラゴがどうなっていくのかは、よくわかりません。
確かに、事務所の人の発言どおりに何かの変革があるのかもしれません。でなければ、活動を縮小して、赤字幅を最小限に抑える…という話が浮上してやむをえないのかもしれません。


ただ、筆者としては、世の中、往々にして、何かを得るためには、何かを失うことになりますが、その何かが、ファンだけではなく、パラゴ自身や事務所にとっても見誤るもので無い事を祈るだけです。