エイジアの赤石を求めて(姫:〜Lv.135)
「RED STONE」体験記です。[11/05、一部加筆修正]
姫、油絞りを極める。
近況ですが、結局、姫は世界大変動*1後も、以前と同様、「品質のいい油」クエストを軸にして修行をしています。
というのは、
- 世界大変動の後、絞り場が過疎化している。→自分のペースで修行出来やすい。
- 神々からの寵愛*2を拒んでいる姫の場合、一連の作業には最短でも約3時間かかりますが、それで得られる経験値は約120万。
翻って、独り旅で1時間に約40万以上の経験値を得るのは、場所を確保する事から、既に難しい(パーティを組めれば、話は変わりますが)。 - 手順を完全に覚えてしまえば、片手間で作業をこなせる。
という点を慮っての事。
そして、ついに、世界大変動以前より難易度が上がった現状にも順応し、おそらく姫独特と思われる、新しい絞り方を見出すに至りました。
という訳で、本日は、その「品質のいい油」クエストにおける油絞りの話など。
余談1:最初の頃の絞り方
最初の頃は、油を出すクローラーの寿命が割と長く、1匹で数十mLを絞ることが可能でした。
ちなみに、クローラー・油絞りには、
という、性質が有ります。
その為、この頃は、
- 攻撃職1、追放天使(或いは、魔法使い・剣士)3、でパーティを組み、
- 4人でタゲを取り合い、
- 最後は、追放天使が、タゲを取って自爆させる。
という絞り方をしていました。
ちなみに、攻撃職である姫の場合は、直接ダメージを与えて殺す事をできるだけ防ぐ為、
- 攻撃力増強アイテムは外す。
- 属性ダメージアイテムも外す。
というのが肝要で、あとは、
- なるべく手数が多い方法で採取する。
→攻撃力の弱い投げ槍やフィルルムを使うのが最適。 - 可能であれば、低数値の力固定アイテムを装着する。
- 「ダミーステップ」は切る。
- 通常では便利な「ワールランニング」や「旋風突き」はノックバックする為、自粛する。
というのが、コツでした。
尚、この方法での採取時間は、姫のような槍使いの場合、最短で約30分。
但し、人気の仕事で、待ち時間が3,4時間ある事もザラでした。
しかしながら、待ち時間は基本的に自由に使えて拘束されない為、姫同様、古くから油絞りをしている冒険者の間では、この頃が最も良い時代であったと言う人が多いです。
余談2:先日までの絞り方
その後、最初の世界大変動があり、クローラーの寿命が極度に短くなりました。
特に、この頃までは、森全体でクローラーがHPを共有しており、「1体がダメージを受けると、森に生息する他のクローラーも同等のダメージを受ける」という性質があった為、自爆死までに絞れる油は概ね10mLという状況になりました。
この場合、攻撃職が、自力でそれまでの方法によって油絞りを試みるのは無謀です。
という訳で、
という、“放置絞り”が編み出されました。
ちなみに、強いて言えば、
- できるだけ他人と離れていて、かつ、良く沸く場所を、先に陣取る。
- ダメージ反射をするスキル・武具は解除する。
- 延命に有益な「サイドステップ」「ダミーステップ」は、発動によって位置取りが動き、他人に迷惑がかかる恐れがある為、解除する。
- その代わり、延命の為に「ブレイキングポイント」を使用する。
というのがコツとしてあるものの、基本的には全て運任せ。
そして、この方法では採取時間が長く、最短で約20時間、人が多ければ、30〜40時間もかかる作業でした。
ただ、いわゆる睡眠学習と同じであり、手っ取り早く経験値を稼ぐ方法として、狩りと油絞りを併用するのがスタンダードになりつつありました。
直近の世界大変動直後の絞り方。
さて、いよいよ、最近の話ですが、先日の世界大変動にて、クローラーの性質がまた変わりました。
一番大きな変化は、クローラーの寿命が森全体で共有化しないようになった事。
この変化により、誰かが故意にダメージを与えるか、タゲを誰かに故意に移さなければ、クローラーが死ななくなりました。
言う間でも無く、この事は、放置絞りが出来なくなった事を意味しており、実際、このクエストに、その手の睡眠学習を期待していた人々は早々に森から消えました。
という訳で、初めの頃に近い状況になったと思った訳ですが、以前、クローラーの寿命に問題が。
少しは寿命が伸びたものの、相変わらず短命で、1体から絞れる量はせいぜい20mL程度。
このクローラーは元々、沸きが遅く、1体20mLでは、1人でクローラーの沸き場を独占しても、目標の1Lを溜めるまで約1時間作業。
初めの頃と同じようにして、2人で共同してタゲを取り合えば、1時間半〜2時間です。
が、いくら友人と一緒だとしても、延々と2時間同じ作業は、さすがに辛く、既に1人作業が暗黙の了解となりつつあります。
閑話休題。
この場合、攻撃職が以前と同じ方法論によって、最後まで攻撃でタゲを取ろうとすると、油に血が混じる可能性が生じます*4。
そこで、幾多の人々の試行錯誤を元に、現在、姫は、
という方法論で油絞り中。
ただ、肉体派の姫の場合は、加えて、ここに幾つかのコツを織り込んでみています。以下、それを紹介。
- 事前準備
- 槍を最弱・高速の物に切り替える。
- スキルを連打しないように配慮。
- パッシブスキルは「ダミーステップ」と「サイドステップ」(或いは「ブレイキングポイント」)。
- 出来るだけ、移動速度が上昇する装備、CPが高まる装備で固める。
- CPをほぼ満タンまで貯めてから事に臨む。
- 絞り方
- まず、「ジャベリンテンペスト」。
但し、先にタゲを取ってしまい、ダミーが出た場合は、念のため詠唱を留まる(そういう意味では、ダミーは使わない方が楽かもしれません)。- 次に、ダミーが出た場合、
- 絞りに成功していれば、クローラーがダミーを攻撃する横で、CPを補充しつつ、ダミーが消えるのを待つ(ダミーが消えると自然と自分がタゲを取る事になる)。
- 絞りに失敗していれば、CPの様子を見つつ、場合によっては、直接攻撃でダミーから強制的にタゲを奪う。
- 一方、ダミーが出なかった場合は、「ワールランニング」を2〜3回行い、クローラーから高速で逃げる。
そして、クローラーを振り切ったところで、方向を転換して、再度クローラーに近づく。- これを繰り返して、クローラーを自爆死させる。
- クローラーが死ねば、「確信」や「信念」でCPを補充しつつ、次の沸きを待つ。
単なる油絞りでも、色々なスキル、特に「ジャベリンテンペスト」と「ダミーステップ」を駆使するのが姫独特の方法です(多分)。
まず、「ジャベリンテンペスト」ですが、これは、間接攻撃技なのでクローラーに接敵する必要が無く、地の利を得た状態(逃げやすい位置取り)から絞りを開始できる、というメリットがあります。
また、移動による単なるタゲの取り外しでクローラーを自爆死させた場合は、経験値が得られませんが、攻撃技を併用する事で経験値を得る事が出来るようになります。
ちなみに、Lv.130台半ばの姫の場合、クローラー1匹当たり、約2,000経験値。
だいたい50匹から絞る事になるので、これだけで、約10万経験値です。
最初から「ワールランニング」で近寄ったり、「突く」で直接攻撃しても、良いのですが、「ワールランニング」では攻撃した事にならず(経験値を得るには、もう1攻撃要る)、「突く」では、だいぶ移動せねばならない時もある為、姫の場合は、「ジャベリンテンペスト」です。
特に、肉体派の姫の場合、通常装備でも魔術系の「ジャベリンテンペスト」は威力がかなり弱く、初発で当てる分には、まず、クローラーを殺しません。
尚、余談ですが、「ジャベリンテンペスト」が使えると気付く以前は、同じ理屈で「マジカルアロー」を駆使していました。
が、この場合は、高速離脱の為に「ワールランニング」を行うには、必ず武器を交換する必要があり、さすがの姫でも、技の流れが少し高度すぎました。
次に、「ダミーステップ」ですが、姫の場合は、低レベルで運用している為、発動自体がかなり運任せです。
ただ、発動すれば、「ワールランニング」をせずとも、その場にいながら、確実に、タゲを外せます。
難点は、割とCP消費が激しい事ですが、通常は、ダミーが消えるまでの間に補充できるので、これも問題ありません。
という訳で、普段同様、油絞りでも、ダミーを駆使しています。
このように、単なる油絞り作業にも、色々な知恵や技術を織り込んで、別の楽しみを見出しつつ有る姫ですが、如何せん、1時間作業では、待つ身どころか待たれる身になっても、少々長く、そろそろ油絞りも卒業すべきかな、と思ったりします。