ダンス系グループがブレイクするために必要な要因について考えてみる。

はじめに断っておきますが、筆者は、実のところ、全く歌番組を見ない為(というか、TV自身、殆ど見ていない気が)、邦楽はトンと疎く、「何がなんだか僕にはさっぱりわかんないやー!」という二階堂君状態な自称超初心者です。
という訳で、多くを期待されても困りますが、最近、dream、SweetSParadise Go!!Go!!などをみる機会があり、ふと思うところがありましたので、書きとめてみます。


尚、ここでいう「ダンス系」というのは、別にダンスを特徴としていなくても、踊りながら歌うグループ一般…という意味合いを意図しています。
という訳で、「dreamはダンス系じゃない」とか、そういう細かい突っ込みはナシでお願いします。


※8.26 09:12一部追記。
※8.26 10:15一部追記。

要因1:(特にルックス的に)推せる面子が少なくとも1人居る。

結局のところコレかと(爆)。


「7人居るからdreamなんだ」という人も確かに居ると思いますし、別にそれを否定するつもりもありませんが、「山本紗也加が居るからdreamが好き」という人が居るのも、これまた事実です。
そしてまた、後者の人は、山本紗也加SweetSに移植されれば、そのままSweetSファンになってしまう可能性大だと思われます(注:物のたとえです)。


筆者的には、“グループとして活動している”ならば、本来は前者、即ち、7人の集合体としてどうか、という点で評価すべきだと思います。
ただ、明らかにチグハグな状態ならともかく、普通は、単に最低レベルさえクリアしていれば、その先は問題にならず、そこにしっかりとした理由、例えば、「山本と長谷部の声がうまく調和している」とか「あのダンスは橘と中島が2TOPする時しか出来ない芸当だ」とかいうところまで、踏み込んで解析して、「だから(他よりも)dreamが良い」と言っている人は多分いないでしょう。
いや、居るかもしれませんが、それは一般ピープルの仕事ではありません。


逆に言うと、一般には、メンバー全員の調和云々ではなく、「あ、カワイイ子が居るな。」というあたりから入るのが普通だと思います。
という訳で、結局は、少なくとも1人、そういう輝いた星が居るかどうか、です。たぶん。


ちなみに、裏を返すと「足を引っ張るメンバーが居ない」という事も大切と言えますが…。
ただ、これは、語りだすとブラックなので、以下省略。

要因2:メンバーのキャラが余り被っていない。

なんだか「ダンス系」とは無縁な、一般論ばかり続いていますが…^^;
要因1の延長として、メンバーのキャラが余り被っていない方が、ブレイクには有利そうだと思います。
即ち、キャラが偏っていると、そういうキャラを好きな人しかファンに取りこめませんが、色んなキャラが居れば、色んな好みの人もファンに取りこめる、という話。


グループを結成させて売り出す時には、得てして「超クールな5人組!」とかいうような、“メンバーはこういうキャラで統一してます”というキャッチフレーズを往々にして作りますが、本当に全員が超クールだと、却ってそれで、とっつきにくい人も出ます…。
が、ここに、合コンの5番みたいなオトボケキャラが一人居ると、「こいつ、おもろいな。」というところで、OK判定を出してファン化する人が増える可能性がプラスアルファ。
そういう事です。


余談ですが、最近、ソロよりもグループに勢いがあるのも、多分、これと同じ理由だと思います。
例えば、嘉陽愛子など、筆者は、決して悪いとは思いませんが、あのキャラが好きになれない人は、多分、一生、嘉陽愛子はスルーでしょう。
が、どこぞの“キャラが異なる”誰かとユニットになれば、嘉陽愛子がスルーでも、そっちの子目当てで、そのユニットのCDを買う可能性は出ます。


まぁ、だからといって、嘉陽愛子長澤奈央でユニットを組めとか、そういう話でもないのですが(笑)。
というか、それは危険すぎます。

要因3:特徴ある振り付けがある。

やっと、それっぽい話題です。
「グループ」ではなくても「曲」に、でOKですが、ある程度売るには、インパクトある振り付けを取りこむ事が大切だと思います。


というか、記憶に残るかどうかは、ダンスの技術・キレ、よりも、妙な動きをしてるかどうかではないかと…。
例えば、パラゴーの「恋の運動会」は、彼女たちのデビュー曲ですが、文字通り、初めてな作品の為、今から思えば、未熟な部分も多々あるようです。
ただ、さびの「S」と「O」の手の動きは印象的で、そういう意味で、今でもファンに愛され「代表作」と思われれている部分が多々あります。


年配の人には、「『YMCAといえば西城秀樹』という感じ」と言えばよくわかりますか。
YMCAポーズが有名な「ヤングマン」は、決して、西城秀樹のYMCAな手の動きに、技術があった訳ではないはずです(笑)。

要因4:カワイイ笑顔で踊れる人が居る。

例えば、dreamでいうと山本紗也加パラゴーでいうと、吉原聖后とかがそうかと。
こういうのも「技術」というのかどうか、わかりませんが、見ていて楽しそうに踊っていると、少なくとも筆者は好感度UPです。
結局、ダンス系の音楽が流行するのは「ノリノリ」なところにある訳で、「一緒にノル」ためには、楽しげに踊ってもらう事が一番かと思います。
少なくとも、踊りに必死で鬼のような形相をされるのは勘弁。

大体、思うところはこの辺です。
逆に、本来は大切だろうと思いながらも、意外とブレイクの決め手としては効いてないような気がするのは、

  1. 歌唱力。
  2. ダンス技術。
  3. 楽曲のよさ。

だったりします。
無論、必要最低レベルはクリアして無いといけませんし、良いに越した事は無いですが。