世界の中心で、愛をさけぶ (http://aiosakebu.yahoo.co.jp/)

「世界の中心」ってどこだよ、と思いつつ。
こういう死を意識させるものは、見た後でブルーになり易いので、あまり乗り気ではなかったのですが、評判が良いようなので、見に行ってみました。


すると、もう、とにかくすごかったです、観客女性率が(爆)。
右も左も女性。
しかも、ミニスカートな女の子まで居て、キター!って感じ。
もっとも、それは言葉のあやでして、「ちょっと触ってもらえますか?」がありえない時点で、横の人云々ではなく、普通に自分が見易そうな位置取りをしましたが(笑)。
というわけで、ミニスカートもへったくれも無く、とにかく映画を見てましたので、その辺は誤解なきよう。


閑話休題


内容は、平たく言うと、恋人が白血病で死んでしまう…という、ただそれだけの事。
もっとも「ただそれだけ」というのは、表現上の問題でして、要するに、それで良くある話が綴られる感じ…という事。
ただまぁ、こういうのは、えらく複雑な話をされるより、「シンプル・イズ・ザ・ベスト」な事が多いので、褒め言葉という解釈で^^;
って、何言ってるかわからないですか。


でまぁ、感想ですが、ファースト・インプレッションは「ありえない」。
いやだって、白血病は設定なので許すとしても、長澤まさみ級の美人は、クラスに、そうそうおらんでしょう。
いても、イキナリ、好意をもたれたりする事は無いでしょうし。
ちなみに、余談ですが、死期が迫ってアキ(長澤まさみ)は朔太郎に優しくされた事が嬉しく「あなたに会えてよかった」云々と言いますが、勉強も運動も出来る長澤まさみ級の美人が相手なら、普通は誰でも優しくする、当然の出来事と思います(爆)*1


しかも、歳を取って、結婚相手が柴咲コウ


ない、ない、絶対ありえない。


というか、ナイナイで言うと、長澤まさみが死ぬ間際でも少しふっくら目だったとか、1986年って既に女子高生のスカートがあんなに短かったかなぁとか、明日死ぬかもしれないような患者があんなに外をウロウロしてるものなのかなぁ…とか、色んな疑問が多々沸きましたが(笑)。


けど、「トロイ」と同様、そんな細かいツッコミをして魅力を半減に感じる暇が無いぐらい、グイグイ映画に引き込まれました。
そう、「だからダメ」というのではなく、「でも、それが気にならないぐらい出来が良かった」と言いたいわけです。


でまぁ、そのカギとなるのが、長澤まさみ


この映画の為に坊主にしたのは有名な話だと思いますが、とにかく、中身が見えそうで見えないスカート丈の短い制服姿に始まって、陸上競技のユニフォームに、スクール水着(多分)、ウェディングドレス姿と、コスプレ度120%。
そっちの方でもカナリ体を張って仕事をしてました。


それはかなり余談としても、元気のある頃の前半は、実際、見ていてかなり活き活きとしていて、魅力的な女の子をうまく演じていたと思います。


頑張りましたね、ナガサワさん。


ところで、「世界の中心」。
映画の解答はいざ知らず、筆者の解答は「自分が今、立ってる所」です。


*1:この辺は人それぞれだとは思いますが、筆者などは、どこにでも居る普通の女の子が、キラリと光る一点を見出さされて、初めて他人から愛されて、そのまま至福のうちに夭折する方が「あなたに会えてよかった」になると思います。