楽しい日記のつけ方
文章芸・その4
比喩。
「可愛かった」「最高でした」とか言うのは良くある話だと思うが、単にそう書くよりも、「まるで…かと思うぐらい可愛かった」とか「思わず…と思ってしまうぐらい最高だった」と書くほうが盛り上がる。
…と、筆者は思う。
しかもこれは、マニアックな表現であればあるほど、盛り上がる。
あ、読者が全く分からないマニアックさでは、盛り上がるのは執筆者だけですか^^;
論より証拠、まずは例文。
原文
昨日のテスト、前に座っていた女の子がすごくかわいくてビックリ。
例1
昨日のテスト、前に座っていた女の子が、まるで、市川由衣の再来かと思ってしまうぐらいかわいくてビックリ。
例2
昨日のテスト、前に座っていた女の子が、まるで、市川由衣の再来かと思ってしまうぐらいかわいくて、ビックリしまくりで、思わず心臓の鼓動が3倍速。シャアも真っ青、みたいな状況発生。
即興で作った話なので、拙いところは平に御容赦いただきたいが、まぁ、こういう感じ。
ちなみに、難しい話になるが、こういう文面だと、市川由衣に似てなくても全然OKらしい(爆)。
というのは、よく読むと「似てる」とまでは一言も書いてないので^^;
「思ってしまった」だと、話的に似てないとおかしいが、「思ってしまうぐらい」は「思いそうになる」程度だと思うので、似てる事が望ましいが、似てなくても、ぎりぎりセーフ(と思う)。
この辺の言葉の亜弥アヤはまた別項で取り上げる予定だが、「…みたいな」とか「…のような」などをつければ何でもOK。
それが比喩。
ところで、続・例文。
思わず、
だれやねん、それヾ(・o・)
と、突っ込みたくなるが、こういうのもアリ。
というか、関西系では、ツッコミが取れれば勝ち。
ただ、イキオイで即興に書いてみたが、この場合は、「やや似ている」と書いてしまったので、似てないとウソ。
まぁ、ウソでも、この“奈央ちゃん”が誰だか、一般大衆にわからない時点で“ばれないウソ”だとは思うが…。
話は逸れたが、例文1、2、3と見比べて、どれが一番いいのか。
というか、比喩でどこまで話を逸らしてOKなのか。
…良くわかりません(ぉ
というより、それは人から言われるのではなく、執筆者が自分で決めたらいい話。
一般的には、長くて細かい比喩の方が、面白くはあるが、その一方で、あまりにも長いと、くどいし、読みにくい。
その為、そこにはバランスがあるのは間違いない。
が、それは、各々で試行錯誤して肌で覚えるしか無いと思う。⇒宿題。