クローサー

キタ、キタ、キター!!
ついに「クローサー」がDVD発売。
というわけで、今日は、即買い、即鑑賞です。


このWPSに通っている人には既に周知の事実と思いますが、「クローサー」というのは、香港映画で、日本では今年の春先頃の上映していた作品です。


で、いかにも香港、という雰囲気が漂う良作です。
あ、良作、というのは、「良く出来たB級映画」という意味です。
“とにかく面白ければいい”以外の過剰な期待をしてはいけません。
というか、トニカク面白ければOK。
それが「クローサー」です。


ストーリーは、非常に簡単に言うと、暗殺を生業とする美人姉妹の話です。
全く“ありえない”設定ですが、それは突っ込んではいけないところみたいです。


で、劇中では、この設定をフルに生かすべく、銃撃戦、格闘、カーチェース、剣技…と、思いつくアクションはほぼすべて網羅されてます。
しかも、そのアクションをするのが、アジアン・ビューティー3人組。
当然ながら、かっこよく、それでいて美しく。
これが見られるだけで、買い、間違いなし。


が、それより何より、一番の魅力は、やはり突っ込みどころ満載の、謎な設定とストーリー展開。
見ていて「ありえな〜い」を連発する事、間違いナシ。
荒唐無稽と言うか、破天荒と言うか、よくもまぁ、こんな適当な設定の映画を作れたなぁ、という。
というか、時間内(約2時間)に収めようとして設定が舌足らずな説明になってる映画を時々見かけますが、この「クローサー」では、設定をそもそも説明する気があまり無い雰囲気(爆)。
そういうのが気になる人にはストレスたまりまくりかもしれませんが、逆に、その辺で、“とにかく面白ければいい”、というエネルギッシュなモノが感じられるのは確かです。


ちなみに、世の中では「チャーリーズ・エンジェル」とよく比較されているようですが、「クローサー」は“リメイク”ではなく、全く違うストーリー展開です。
同じところは、単に美女が“3人”共演しているという事だけでしょう。
でもって、筆者的には、「チャーリーズ・エンジェル」を軽く超えていると思います。



決めポーズ多発気味で、インパクトの強いシーンも多く、とにかく随所、筆舌尽くしがたし。
この映画のよさは、見た人にしかわからない気がしますので、とりあえずWPSファンは見てみましょう。オススメ。


ところで、この映画、途中で「え?この人が主人公だったの?」と思わせられたのは筆者だけでしょうか?
いわゆる主役交代という技法なのかもしれませんが、変わり目がシームレスで、どうもそこだけに、大きな違和感を感じて仕方がありません。。。